TJARとはトランスジャパンアルプスレースの略語で
富山県魚津市の海岸0m地点をスタートして、
北アルプス、中央アルプス、南アルプスを経由して静岡市の海岸に至るレースで
参加資格も厳しい上に選考会があって、通過した人だけが参加出来るレースです。
望月将吾さんはこのレースに4連覇して、史上初めて5日間切りを達成するなど「絶対王者」と呼ばれています。
その後は勝って当たり前の望月さんは、
水以外の補給を受けずに「無補給」でレースを完走するという偉業を達成していたのですが・・・
40歳を超えて体調不良に襲われ前回の大会は出場しなかったのですが
(ちなみに前回の大会は台風で途中で中止になりました。)
TJAR2022に復活出場しました。
しかしながら今回のレースには、世界の山岳レースで活躍している土井陵が参加し
年齢的・体力的に衰えた望月省吾さんには勝ち目がないと思われました。
レースが始まると・・・
予想通り土井さんが圧倒的な走力でリードし
(筆記具はボールペンの芯だけにするとか、装備も練りに練った軽量化をしていました)
王者のプライドが崩れた(錆鉄人がそう思っただけですが・・・)望月さんには
走り続けるモチベーションが枯渇して、リタイヤも頭をよぎっていたとの事です。
しかしながら、今日のBSプレミアムで望月さんが言っていた言葉に感銘を受けました。
年齢だとか、体調だとか、いろんな事をいっていたけど、そこじゃねえなって。
自分の中で限界まで挑戦出来れば、それでいいんじゃないかって。
自分の納得できる走りが出来れば、それでいいんじゃないかって。
錆鉄人も歳をとりました、4月には70歳です。
登山とかマラソンとかハードなことはしていないので、
今は1㎞走れる体力があるかどうかも分かりません。
でも・・・
だから諦めるんじゃなく、
これからも自分の納得できる生き方を続けたいと思いました。
人生は決して諦めない事だと思います!
(学生時代に見た映画「ラブストーリー」にあった「愛とは決して諦めない事」というセリフの本歌取りですが・・・)