紫陽花の登山電車

2010年06月20日 | 出来事 -

今月の末頃から、箱根の登山電車は大騒ぎだろう。
名物の紫陽花が、綺麗な花を開くからだ。
夜は、ライトアップされ、最高の雰囲気の中・・・登山電車は走ると・・・いう。

今日、突然に、今週末の箱根の温泉宿を予約した。
ライトアップは厳しくとも、すごく並んでいようとも、登山電車に乗ってみたくなった。
両側に紫陽花が開いている間を、トコトコと走る箱根登山鉄道!
マジに、乗ってみたくなったんだ。


私の友人は、知っているだろうが・・・・私は、花が好きだし、特に紫陽花が大好きだ。
今日も、我が家の台所のテーブルの上には、紫陽花が飾ってある。
また、この時期、美しい大振りの紫陽花を見つけると、私は写真に撮影することがある。
最近は、いろいろな色があって、その色合いがとても美しい花と出会うときがあるからだ。
以前も、道端から知らない人の家の花を撮影していたら、ご主人が「綺麗でしょう?」と、
わざわざ家から出てきて、自慢げに話しかけてきた。
「すみません。勝手に撮影して・・・・でも、とても綺麗で(笑)。美しいですね」
「どうぞ、どうぞ!好きなだけ撮って!」


紫陽花で有名な鎌倉のお寺もそうだが、いつも「行こう!」と思いながら・・・・
忙しくて時期を逸してしまう。
これまでも、(一度も)行ったことがない。
テレビや、雑誌の写真で、何度も観ているだけだ。
でも、実際「見ること」と「感じること(実体験)」は、全然違うことを知っている私は、
いつも“心が悔しがっていたのだ” と思う。



箱根は、父と最後に、長期の旅に出かけた場所でもある。
だから、私にとっては、「近くて、遠かった場所」だ。

父との旅行の際にも・・・・
登山電車は、足の悪い父を連れた旅では、あえて避けて、車で移動できる場所だけを選び、
端から見るだけで通り過ぎた。
登山電車には乗ったことはあるが、もう随分と前のことだ。
いつのことかも忘れてしまったぐらいの記憶しかない。
もちろん、名物の「紫陽花」の時期ではなかったのは、確実である。


まるで、童心に還ったような「突発的な計画」は、とても楽しい。
そんな突飛な提案に便乗してくれる人が増えてきたのも、またまた嬉しいことである。

旅は、一人で行くと、やはり偲んだり、自分の想いにふけったりしてしまうし・・・・
一番の不安は「さびしい」と感じるのが嫌なのだと思う。
もし、一人で出かけて、そう感じてしまったら、とても哀しいからだ。
昔は、あれだけ「一人でいること」が好きだったのに・・・・・。




思ったことを行動してみる・・・・・・という簡単だけど、意外と難しいことを、
今日は「やり遂げた感」があって、気持ちが良い。
実際、行くことが何よりも大切だが、その「一歩」を踏み出せたことが、
私にとっては嬉しいことである。

一度きりの人生だから、そろそろ、「自分のために、生きていきたい」のだ。
やりたいことは、「やろう」と思う。
感じたことは、言葉に出して、「行動していこう」と思う。

こうして、意識を変えて、徐々に「生き方の基盤」を変えながら、
私自身をも「変えていきたい」と、心から感じている。


今年は、鎌倉のお寺にも出向いてみようかと・・・・今、なんとなく思っている。