危なさを感じさせる傾向

2012年03月29日 | 仕事 -

たとえば・・・
メジャーなグローバル会社や、大企業に打合せに行く時、
一緒に行った人の「かばん」の中身が見えてしまうことがある。
受付を済ませて、ミーティングの用意をするときだ。

今日が、まさにそうで・・・ その人は・・・・
いつも着用していないネクタイありのビジネススーツに身をまとい、
上質な皮の「かばん」の中には、びっくりするぐらいの書類が・・・
たくさん入っていた。

それが、私にとっては、とても危険な匂いがしたのだ。


何故なら・・・昨今の“できる人”は、こんな感じである。
タイトなスマートブックに過去ファイルは整理されていたり、
その日に必要な書類だけを印刷持参して、事前確認しているため
持参している「かばん」は スマートな状態だ・・・。
決して、形がくずれるほどパンパンに膨れ上がってはいない。



過剰に横に広がった「かばん」を持っている人を見ると・・・
過去の「必要ではない書類」も皆、近くに置いておかないと
不安に感じるような精神性なのかと・・・
実のところ、こちらが不安になってしまう。

  実は、以前の仕事パートナーがそうで、結局は不安症よりも
  シリアスな健忘症と妄想を繰り返すような「うつ病」で、
  重度の状況だったことが、後で判明したのだ。
  優柔不断なのかと思っていたが、それは 全く見当違いで
  私自身も大きな痛手を負った経験をした。



大きく膨れた「かばん」を持っている人は、丁寧な仕事が苦手で、
メール返信も遅く、明確に「忘れることが多い」のが顕著だ・・・。

日々、働き過ぎで、仕事の優先順位がつけられなかったり、
時間の使い方がルーズだったりする傾向があり、同様に、
周囲に対して「甘い」というのも共通しているように感じる。
だから、大事なところで遅刻をしたりすることがあるが、
今日の仕事相手の人も、しっかりと遅刻をしてきた・・・。


単に、観察してきた仕事人の傾向ではあるけれど、
統計的にみても、何か共通する影響があるのは事実なので、
そういう過去書類の山済みの「かばん」を見ると・・・・
私は、いつもヒヤッとする。

(もちろん、全員がそういう人ではないと思うけれど・・・)




今日、私は・・・・
そういう書類がパンパンの「かばん」を見てしまった。
ショックだった!

中身の厚さは、ほぼ20㎝ は 軽くあって、
いや、それ以上だったかも・・・。
クリアファイルで整理されたものが、整然と並んでいた。
それも、過去の経験と同じ傾向だ。

彼が、集中力の欠落ぐらいなら まだしも・・・
妄想癖などがあるほどの人ではないことを、ただ願うのみだ。