Caged birds accept each other but
flight is what they long for.
籠の中の鳥たちは、お互いを受け容れて 仲良くしているが、
本当は 飛び立っていきたいのだ。
< テネシー・ウイリアムズ : 米国 劇作家 >
自分を取り巻く 環境や しがらみから 脱却したい と 考えている人は、
多いのではないか と 思う。
社会の秩序や、常識観念から・・・あるいは、己の仕事の責任から・・・
ぞれぞれの人が ( 日常的に ) 手にしているものは測り知れない。
いつかは、自分のカゴの中に戻らなくてはいけないと解っていても、
拘束や 束縛を 感じる “ 何か ” から 「 解き放たれたい 」 と
強く願うこともある。
しかし、飛び立ったとしても、どこへいけるのだろうか・・・ と、
思慮深い人は 考えてしまうのではないだろうか。
実際、慎重であるということは、自分を守るという観点では長所だ。

しかし、たとえ、つかの間の開放であったとしても、 それは・・・
活力や覇気を取り戻す “ きっかけ ” になる。
心情的に 自由を楽しむ “ うしろめたさ ” があったとしても、
決して悪いことではないと考えて、 一歩踏み出す勇気があって
よいのではないかと思う。
それが、私の意見だ。
また、現実では “ 自由のない籠の中 ” でも、
“ 戻る場所がある ” というのは、個々の状況によっては・・・
安心で 幸運なことかもしれない。