地上波で放送された映画「天気の子」をエアチャックして放置していた。昨夜ようやく観る。キャラ設定がなんだかエヴァと被る。主人公の少年帆高は碇シンジ、須賀圭介は加持リョウジ、須賀夏美は葛城ミサト。新海監督の緻密な描写は楽しめたけれど映画を観終わってモヤモヤ感が残る。この映画ははたしてハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。監督は最後に水没する東京を描きたかっただけではないのか。この映画から緻密描写を取り払ったら果たして何が残るのか。主人公がヒロインを助けたことで街が水没しちゃいましたでは収まりがつかない。ネットで評論を拾うと降り続く雨は放射線へのメタファという解説も見つけるがそれこそ蛇足。拳銃を拾う件(くだり)も余計。ファンタジーに徹するならヒロイン陽菜の「天気の巫女」としての葛藤と自らの意思による天上への消滅(自己犠牲)を描いたほうがしっくりきたかも。人知れず陽菜のお陰で日本から異常気象は去り日常は戻る。残された帆高は雨が降るたびに陽菜を思い出し身近に気配を感じる。或いは最後に帆高の願いが届き陽菜が地上に戻ってもいい。その場合でも陽菜の身を投じた自己犠牲と帆高の願いが天に届き最後はやっぱり晴れないと。折角の緻密な背景描写やプロットも落としどころを間違えると台無し。あと、好きな俳優さんではあるが刑事役の平泉成さんの声は違和感があった。
地上波で放送された映画「天気の子」をエアチャックして放置していた。昨夜ようやく観る。キャラ設定がなんだかエヴァと被る。主人公の少年帆高は碇シンジ、須賀圭介は加持リョウジ、須賀夏美は葛城ミサト。新海監督の緻密な描写は楽しめたけれど映画を観終わってモヤモヤ感が残る。この映画ははたしてハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。監督は最後に水没する東京を描きたかっただけではないのか。この映画から緻密描写を取り払ったら果たして何が残るのか。主人公がヒロインを助けたことで街が水没しちゃいましたでは収まりがつかない。ネットで評論を拾うと降り続く雨は放射線へのメタファという解説も見つけるがそれこそ蛇足。拳銃を拾う件(くだり)も余計。ファンタジーに徹するならヒロイン陽菜の「天気の巫女」としての葛藤と自らの意思による天上への消滅(自己犠牲)を描いたほうがしっくりきたかも。人知れず陽菜のお陰で日本から異常気象は去り日常は戻る。残された帆高は雨が降るたびに陽菜を思い出し身近に気配を感じる。或いは最後に帆高の願いが届き陽菜が地上に戻ってもいい。その場合でも陽菜の身を投じた自己犠牲と帆高の願いが天に届き最後はやっぱり晴れないと。折角の緻密な背景描写やプロットも落としどころを間違えると台無し。あと、好きな俳優さんではあるが刑事役の平泉成さんの声は違和感があった。