ニコンのテレコンTC-16Aはピン配置を改造変更するだけで現行機に対応する。そしてMFレンズを条件付きながらAFとして使えるようになる。この情報を海外サイトで拾って改造工作してはや10年。絞り値を正常に連動させるべく石の載せ替え検証もしていた。最近は工作も面倒になっていたがテレコン2個目を精進。今度は露出計連動レバーのAiピンをF4よろしく可倒式にでも改造すっかな。
2007年からの工作履歴
2007年からの工作履歴
WERRA(ヴェラ)のレンズで町田をスナップ。冬の日差しは大きく影を落としコントラストが強すぎた。自然に見えるよう軽くHDR処理をしてみた。このレンズの描写にはいつも惚れ惚れする。繊細な解像度はロットリングペンのよう。それでいて線は柔らかく緻密。主張は強くないがきっちりと仕事をこなしている。こういうレンズだと街角スナップも楽しくなる。
MEN'S Precious 2018年冬号に伊丹十三特集を見つける。かなり深い取材の特集記事は読み応えもあり写真資料もふんだん。そんな記事の中に「ドッグシューズ」の件(くだり)を見つける。彼のエッセイ「女たちよ!」を読んでから気になっていた靴だった。やはり誰しも気になっていたのだ。いつかヴェネチアの「ポッリ」という店も探索しようと決めていた。しかし雑誌記事にはヴェネチアのこの店は既に現存しないとあった。これで彼を倣いロンドンからヴェネチアに靴を買いに遠征するという気障な夢も消えてしまったか。たとえそれがeasyjetでの移動であったとしても。
PENTAXが小型一眼レフのMシリーズを販売していた80年代。レンズのラインナップで最安値レンズが40mmのパンケーキレンズだった(薄型レンズの総称としてカメラ親父は「パンケーキ」と呼ぶ)。高校生の頃、このレンズなら買えると思いつつも「いやいや、これこそ安物買いの銭失いではないか」と自分を戒めていた。時は過ぎクラカメブームの頃、人気のなかったこのパンケーキレンズにはプレミア価格がつき4-5万円で取引されるようになった。この時はなぜ当時買わなかったかと臍を噛む思いだった。くやしいのでeBayを漁りカナダの女性から2.5万円ほどで落札し留飲を下げた。しかし折角入手したレンズだったがフィルムカメラで試写した結果が芳しくなく40mmという画角も持て余し気味でコレクションとして防湿庫の奥に積んだままだった。今回、久々に取り出して試写してみた。背面液晶のプレビューからしてカッチリとした描写であることがわかる。そこでこのパンケーキとPENTAX-DAL 50-200mmで撮り較べてみた。撮影場所は江の島神社の展望台。元画像はこちら。APS-Cなので35ミリ判換算で焦点距離40mmレンズは61mm、50mmは76.5mmとなる。比較画像は40mmパンケーキは中央部等倍切り出し。50-200はワイド端でパンケーキと同じ部分を切り出して若干縮小し並べた(縮小による劣化はほぼなし)。パンケーキの絞りはf8。この比較からも40mmレンズの解像度の高さがわかる。フィルム撮影での眠たい画像はなんだったのかと思うほど。そしてもっと悔しいことにこのレンズはリミテッドレンズとなって再販されたこと。しかも円形絞りですって奥様!クラカメ趣味の格言。「買わずに後悔より、買って後悔」「掘り出し物を見つけて明日買おうと見送ると妖怪“先こうた(買うた)”が出る」。因みにこの格言はプラモデルや古本の世界にも通じます。
穏やかな天候の3日、江ノ島へ初詣。参道の混雑も参拝の行列も覚悟のうえ臨む。神社では干支の土鈴を授かる。いつも立ち寄る紀の国屋本店へ立ち寄りご挨拶。女将さんからお年賀のタオルをいただく。妻への土産と江の島の駐輪場で親切に案内してくれた警備のおじさんへお饅頭を買う。今回は完全防寒スタイルで走ったが参列で小一時間並んだので身体が冷えた。復路はペースを落としてのんびりと走る。江ノ島往復程度はなんでもなかった筈なのに今日は結構堪えた。本日の走行距離 54.54km ロード積算12,429km。