先週末はロードで本牧埠頭までを流す。赤レンガ倉庫では60-70年代の国内外のクラシックカーが展示されていた。現代の車に比べ総じて小振りで華奢な車体。当時は巨大に思えたデトマソパンテーラですらやや小さく感じられた。展示車両で収穫といえばイセッタ600が見られたことか。そして日曜は寒くなる前にと久しぶりの洗車。ついでに灯油も3缶54立ほど購入。仕上げはロードバイクのバーテープを新調。ハゲチョロケで走っていたが流石に貧乏くさくてイケマセン。インフルエンザの予防接種を受けたせいか身体が少し怠いアンニュイな週末でした。ロード走行距離 49.69km ロード積算10173km。
我々世代が熱狂した80年代のTVドラマに「探偵物語」がある。その劇中、情報屋の飯塚(清水宏)が経営する「多奈加」という骨董屋が何度か登場する。この店は実在しドラマは店舗を間借りして撮影された。店内で工藤俊作(松田優作)と飯塚がヴィスコンティの映画談義するシーンにはシビレた。工藤はこの骨董屋で拳銃も調達したりした。探偵事務所とともにこの骨董屋も是非訪れておきたいロケだった。しかし場所が調布ということもありなかなか訪れる機会がなく、前回の多摩川遠征の勢いついでに足を延ばしてみた。場所は中央高速の調布インター出口付近。行程は青葉台から鶴見川(谷本川)を辿り柿生へ。非常に自転車は走りにくい県道3号で多摩川へ。未舗装の多い土手道で京王閣を過ぎ武蔵境通りを北上。下石原交番前交差点を左折。途中、多摩川の河原に出て渡し場跡も確認。果たして苦労して訪れた店は既に営業しておらず店内には入れなかった。ドラマとおなじアングルで外観を撮影してよしとする。因みにこの骨董屋はつげ義春の作中でも「アンチック奈加多」として出てくる。そしてこの店舗のすぐ近くに八幡神社があり、この社の床下は猫むすめの住まいなのだ。ロケ探訪に満足し復路は多摩川を渡り対岸を下る。渡し場付近にある小屋に立ち寄る。ここは一部マニアには有名な「たぬきや」なのだ。焼きそば(400円)を注文し遅い昼食。まわりのお客はおでんや焼き鳥で一杯やって既にヘベレケ。今度は電車での再訪を誓い帰途を急いだ。本日の走行距離 53.13km ロード積算 10123km。
ベニスに死す HOTEL DES BAINS
小春日和の土曜日、ロードで大船を目指す。半年ぶりにフラワーセンターで花の撮影。実は「フラワーフェスティバル大船」を見込んでいたが一週間早かった。途中、ガリレオ食堂で昼食。すっかり顔を覚えられ食器を返却するときおばちゃんから「いつも有難うございます」と言われた。藤沢から県道302号小袋谷藤沢線のアップダウンを越えて現着。この季節のセンターは花が少ない。薔薇もピークを過ぎ、他のエリアも植え替えの時期。園内では菊の品評会が行われていたが魅力がさっぱり理解できない。そもそも菊は好みではない。望遠マクロで園内を一巡し、ついでに持参したヴェラ改造レンズ Carl Zeiss Jena Tessar2.8/50で遊ぶ。帰りは温浴施設に寄り道し、ぬるめの炭酸風呂でうたた寝。本日の走行距離 55.32km ロード積算10070km。
四季
良く晴れた文化の日、みなとみらいの臨港パークを目指しロードで走る。今日の走行でロードバイクの積算走行距離が10,000kmを越える。それを記念して自転車初遠征の地へ原点回帰。みなとみらいの臨港パークは2003年の2月に軽快車で初めて訪れた地。それ以来、自転車での遠征が趣味となった。自分の脚だけで峠を越え川を辿り知らない街に海に行ける達成感は何物にも代えがたい。そしてこれは自分の日常、生活圏から飛び出す逃避行なのかもしれない。なんのことはない週末に繰り返される50~200kmのプチ失踪。これをして危い精神の平穏を保っているのだ。これからも日帰りの放浪は続く。本日の走行距離47.46km ロード積算10015km バイク積算19300.3km
どうして僕は此処に居るのだろう
神奈川フーテン
どうして僕は此処に居るのだろう
神奈川フーテン