出張のとき飛行機で聞こうとmp3のプレーヤーを物色する。ipod系(ミーハー)ものは生理的に受け付けない。買うならSONYかなと思うも気に入ったものはやはり2万円くらいする。使用頻度を考えると償却できんなと思ってヤフオクを物色。ジャンク扱いの出品に冷やかしで入札したものを開始価格で落札してしまう。物はかなり使い込まれたものであったけれど気にしない。早速、手持ちのCDをmp3変換する。いまどきのアプリはネットを介し、一瞬でCDのタイトルと曲名を表示するのには驚いた。カセットテープのレーベルにチマチマ手書きしていた学生時代からすると夢のような話なのだ。機内で聴くので音質はそれほど問わない。それより量を入れたかったのでサンプリングレートは56kbpsに落とす。笑うことなかれ、カセットテープ世代にはこれで十分なのだ。プレーヤー容量は256Mなのだ。これにスマートメディア( w で128Mを増設できるらしい。早速、米米のファーストアルバム、甲斐バンド、中島みゆき、SIMON&GARFUNKEL、EAGLES、レベッカなんぞをぶちこむ。どうだ参ったか若者よ、最近のガキ音楽はさっぱりわからんのだ。 思い返せばデジタル音源を始めて弄ったのは、23年前のこと。富士通のFM-7でデジタル合成音声「メリーさんの羊」を唄わせ、デジタル音声で430MHz帯CQを発信したときだ。「hello! CQ CQ CQ こちら(コールサイン)入感ありましたら応答願います CALLING CQ AND STANDING-BY」といったもの。たぶん1983年当時、合成音声によるCQなんて日本初というより世界初であったと自負している。それから、ほんの30秒ほどではあるけれどRAM領域を目いっぱい使ってアナログ音声信号の非圧縮サンプリングもできたのであった。あれはFM-7の裏RAM領域までは侵略していなかったと思う。たぶん。
なにもせんほうがええ