現在、時間を見つけては伊丹十三を読み進めている。エッセイなのでとても読み易い。そんななか次に読む文庫を買い備えておく。このゆとりと安心感、楽しみはなんとも良い心持である。女子がお菓子を買い込むが如く。否、男子が未組み立てのプラモデルを積み上げるに似たり。
夏の暑さに負けぬようにとベッドパッドを新調した。旭化成のフュージョンなる立体ハニカム3層構造のもの。シルキーマットレスのポケットコイルでも既に体圧の分散はなされていたうえにこのベッドパットを敷いたことでなんとも初体験な寝心地となった。身体の沈み込みは殆ど感じられず、かといって固くもなく表面は柔らか。ベッド特有のボヨンボヨンという揺れは皆無となり波打たない水面の上にいるような感覚。そして何よりの効果は仰向けに寝ても背中に自分の体温を感じることがない。蒸れずにサラリとした手ざわりが朝まで持続する。歳をとるにつれ眠りに対する質の向上には貪欲になるのかも知れない。
三連休の中日、暑さに飛び込む覚悟でバイクに飛び乗る。鶴見川を新横浜まで下り横浜上麻生道路を突き当たりの東神奈川まで。国道1から15号を東に向かい多摩川に出る。ここで右折して川崎競馬場を右手に見ながら目的地の川崎大師到着。そう、この週末は風鈴市が立っているのだ。参道の店々では咳止め飴やさらし飴、葛餅に達磨の陳列が賑やかだ。しかし参拝客の多くは風鈴目的のようで咳止め飴の叩き切りパフォーマンスも肝心の飴を切らずにいたずらにまな板ばかりを叩いている。境内に設けられた風鈴屋台はそこそこの規模で繁盛している様子。江戸風鈴を買いたいところだが自転車ゆえに割れることが心配。そこで陶器の蚊遣り豚デザインの小さな風鈴を土産に買い求める。数年前にクロスバイクで来た川崎大師は遠い印象だったけれど、今日走ってみるとかなり近くに感じた。この調子ならすんなり銀座辺りまで走れそうな予感。本日の走行距離60.12km、積算9313.8km。
昨夜は南町田のシネコンでToy Story 3を鑑賞。嫁がこれを観たいとジタバタしていたのだ。レイトショー3D上映で一人1500円。Toy Story の1作目2作目は観たかどうかも覚えていない。おもちゃのキャラが水に流されているシーンを断片的に覚えている程度。流行りのフルCGアニメに関してはディズニーもソニーピクチャーズも作品の多くを観た割りには後に何も残らないのが残念。強いて今回の映画のメッセージを拾うなら「物(おもちゃ)を粗末にするな」ということか。半年ほど前に観た「晴れ時々ミートボール」では食べ物をゴミのように扱うシーンが続いたことを思えば100倍マシかも知れない。偏光方式の3D表現に関しては今回は控えめ。奥行き表現は感じるものの手前に飛び出し驚かせるようなシーンは一度も無かった。キャラクターのモーションに関しては実際の役者の動きをキャプチャーしているだけに違和感も無く。リアルな動きは既に完成されており、如何にデフォルメして感情表現を豊かに現すかに注力されている模様。それから気づいたこととして、ここ1~2年のなかで配給先向けに作品がローカライズされるようになったこと。映画の中のCG TEXTUREに日本語表記が多く見つけられた。多分、英語圏以外の日本語、中国語、韓国語、イタリア語など主だった言語にこの部分は差し替えられていくのだろう。余談であるが我々の仕事でも言語のローカライズは最近うるさく言われる。特にアジア圏。今回自分が製作担当した製品でも字幕などの文字、内部のテストモードメニューなども全てを簡体字に対応した。音声は勿論中国語。場合によっては繁体字バージョンを用意することもある。後は英語バージョンにイタリア向けバージョンなども製作している。日本市場は徐々にではあるが衰退の方向にあり、否応なしに中国市場へ目を向けなければならないのが現実なのだ。そのうちインドバージョンなどというのも冗談では無くなるかも。映画を観ながらも仕事が思い出されてしまうのはイケマセン。Toy Story 3に話を戻せば、同じフルCG映画「AVATAR」よりは面白いと言っておく。あの映画、浮かれポンチが大騒ぎしていたが何がそれほどの感動を呼んだのかさっぱり理解不能。
映画を観終わってチラシ棚を見ると「ナルニア国物語第3章」を嫁が目ざとく見つけた。次はこれらしい。でも「肉球大戦争」の予告も目を輝かせて観ていたやうな・・・。因みにPIXARの電気スタンドアニメを初めて観たのは1990年ロサンゼルスのSIGGRAPH会場でだったと記憶している。あの頃は発展めまぐるしいCGやVR技術など、何か出来そうな予感でワクワクしていたものだった。
追記報告。浮いていたスイッチプレートの修正作業報告。早速、プレート用継枠(WTC7171W)を購入した。近所のDIYで250円だった。配線を外すことなくリング状の樹脂製継枠を金属ベースのスイッチ取付枠下に潜らせ取り付け枠ごと共締めする。後は普通にパネルを嵌め込めば作業完了。これこそ3分作業だった。但しこの継枠部品は大きな店でないと扱っていない。見つけられない時は通販か取り寄せになる。
玄関の照明スイッチを赤外線反応式の自動スイッチに交換してみた。最近の壁スイッチのトレンドはワイドタイプで松下電工改めパナソニック電工のコスモシリーズワイド21というらしい。玄関スイッチは玄関部と廊下の二系統なので玄関をセンサー式にして廊下の三路配線タイプはホタル(緑LED)スイッチとした。交換は5分作業の筈であったがセンサーユニットの奥行きがあり従来のボックスに収まらないことが判明。12mm厚のプレート用継枠を買わねばならない。赤外線反応のそれは受光部左右にスライド式の透明な赤外線遮蔽フィルターを装備していて受光角を左右で任意調整できる。環境光の閾値をVRダイヤルで調整でき、ある程度の明るさ(昼間)のときは人が接近しても明かりを点けないこともできる。また人がその場から離れてからの自動消灯時間も10秒から30分の間で設定可能と至れり尽くせりなのだ。知らないうちに様々な種類、機能のスイッチが増えていてカタログを見ているだけでも飽きない。
嫁さんがとうとうDSのドラクエをクリアーしたらしい。毎日ネットに繋げてはゴソゴソやっていた。冷静に考えると1年ほどプレイしてのではないかしら。なんというコストパフォーマンスというか根気。恐れいりました。そして実はスクエニの株主だったりする。
注文していたレーサーレプリカ250CCのパーツが鈴鹿より届く。バイク屋さんに受け取りにいく。箱が思ったよりデカイ。自宅に持ち帰り海外発送に耐えられるよふ梱包しなおす。小物パーツを小箱に収めカウルの隙間に入れる。この箱をして補強材としている。発送はEMSにしようと思う。インボイスのリストをまともに書き連ねると11行にもなってしまうのでASSY表記でまとめてしまおうか。HSコードも念のため調べる。ABS樹脂は3903.30-000だって。このHSコード、鉄道船舶関連は項目が設けられているのに、自動車、バイク関連は特に設定がない。どういうカテゴライズなのだろうか?
追記:日曜に郵便局から荷物をEMS発送。箱の大きさは三辺で130cm、重さ2360g。ヨーロッパまでの航空便で料金5450円也。通関がスムーズなら5日で配達とのこと。
追記:日曜に郵便局から荷物をEMS発送。箱の大きさは三辺で130cm、重さ2360g。ヨーロッパまでの航空便で料金5450円也。通関がスムーズなら5日で配達とのこと。
興味ない方には申し訳ないが「燃えつきた地図」ロケ地画像パート2。主人公の探偵(勝新太郎)がスバル360で坂をのぼりカーブを右折した画像がこれ。左には団地、右手には下界の密集した平屋が並び遠景には高層ビル群という構図。今では桜が大きく成長し坂のすぐ下までテナントビルが建ち並ぶ。「団地」という場所は昔のロケ地探索という意味では好都合かも知れない。建て替えや増改築もなく時間の流れは穏やかだ。そう、取り壊しさえされなければ。
安部公房作品の映画「燃えつきた地図」を観返しているうちにロケ地探訪の血が騒ぎ出した。リョウさんと徹底調査を約束しつつも少しだけ一人で下見検証。映画ではプロローグとエピローグに登場する「坂」であり「カーブ」なのだ。映画ではさらりと流されているが原作ではその場所の重みが違う。長編「燃えつきた地図」その作品の原型でありプロットが凝縮されている短編「カーブの向こう」でもここは結界のような位置づけとなる。団地への入り口であるこの坂はあやうい現実社会への入り口であり出口でもある。だからこそこの「坂」のロケ地だけは押さえておかねばならなかった。映画撮影当時から42年の歳月は過ぎていたが映画の坂はそのままに存在した。そして坂を登りつめたカーブの向こうの台地には確かに団地は存在した。1968年当時、植樹されて間も無いヒョロヒョロの桜並木は大きく成長し景色は大そう変わってしまった。映画では高台から望む下界(一部合成)社会も、今では近くに建ち並ぶ高層建築に囲まれこちらが現実社会となってしまったようだ。実際、団地は高齢化が進み浮世社会から取り残された感が強い。坂のきつい勾配は高齢の団地住人にはあまりに過酷な現実となってのしかかる。そして何より心配なのは老朽化ゆえ団地のひと区画がまるごと取り壊されていたことだ。団地の地図看板の一部は白く塗りつぶされ空白。原作の主人公がそうであるように、坂のうえカーブの向こうに団地などは存在せず、そして自分さえも見失っていく過程そのままに。
このところの蒸し暑さは辛抱堪らんということで連日夜は朝までエアコンフル稼働状態。しかし昼間は全部の窓と玄関を開けておけば風は抜けるので幾分過ごしやすい。但し玄関が問題で、すかしたドアの隙間から虫が入ってくる。エアコンをつけない日は夜もチェーン錠だけして開けっ放しなのだ。閉めろと嫁に言っても頑固でワシの言うことは聞かない。昼間は兎も角、夜は蚊や蛾、それにアシダガグモからヤモリまで何が侵入するかわからない。そこで第一次防衛網として玄関網戸なるものを設置した。うちの玄関は間口でいえば高さ2mちょい、幅90cm弱ほど。網戸の取り付けはドア内側木枠、ドアクローザーに干渉しない位置に網戸枠を木ネジで固定。上レールからアコーディオン式の網戸を吊るす。開閉は軽くて楽なのだがフレームに取っ手が付いていなかった。そこでDIYで小さなアルミの取っ手を買い求め網戸サッシに取り付けた。玄関網戸を付けたことで少しは安心して眠れるようになった。ワシにとっては泥棒より蚊の侵入が恐怖だったのだ。
海外の友人からバイクの部品購入を頼まれた。バイクは15年前のニーハンレーサーレプリカ。彼の住む田舎では部品調達が困難なうえに近々親しい店が閉店してしまうとのこと。因みにバイクは完全レストア状態で昨日納車されたばかりような新品状態を保っている。英語と日本語の部品名称の違いに少し戸惑いながらもなんとかリストを作成。それを片手に手始めに近所のバイク屋を訪ねた。店員さんの話では15年前の部品ではプレミアが付いている恐れもあり、カウルにしても貼られているステッカーなどのライセンスの問題で難しいかも知れないと教わる。因みにバイクはRothmans仕様なのだ(車種がわかるね)。その店員さんは親切にもその車種に入れ込んでいるという別のお店を紹介してくれた。店長にばれると叱られるからとこっそり。そのお店は相鉄線の瀬谷駅近くにある。車をコインパーキングに突っ込み交番で道を尋ねながら店を発見。店員さんに事情を話すと親切に応対いただく。部品リストからパーツ番号を端末に打ち込み在庫と価格を確認してもらう。幸い「SHOWA」ステッカーひとつだけがディスコンであったものの他は入手可能とのこと。カウルにいたっては残り13個だけだった。鈴鹿からの部品取り寄せ注文は前金現金払いらしい。これで友人も喜んでくれるだろう。
この件で瀬谷駅の南口を歩いてみたのだけれど、再開発がとん挫し寂れた商店街を見つける。先日、消滅寸前の浦安フラワー通り商店街を探索していただけに暗澹たる思いとなる。大型店舗の進出出展の陰で日本の昭和風景が朽ちていく。
この件で瀬谷駅の南口を歩いてみたのだけれど、再開発がとん挫し寂れた商店街を見つける。先日、消滅寸前の浦安フラワー通り商店街を探索していただけに暗澹たる思いとなる。大型店舗の進出出展の陰で日本の昭和風景が朽ちていく。
久々に晴れた日曜日、何も考えず江ノ島へ。風もなく気分良く境川サイクルロードを30km/hペースで下る。江ノ島は大混雑を覚悟していたがそれほどでは無かった。江ノ島から七夕まつりの行われている平塚に行くことも検討してみたが、午後3時頃より西から雨雲が移動してくるようなので断念。江ノ島に渡りいつもの紀ノ国屋本店で女夫饅頭を買い求める。江ノ島からは海の家の建ち並ぶ海岸線を抜け鎌倉へ。帰宅後は熱いシャワーを浴びたあと水を頭からかぶり火照った身体を冷やす。本日の走行距離71.89km ロードでの積算564.2km。