ちょっとした撮影にレンズを何本も持ち歩きたくないと思い、そこで今更ながらTC-16Aを買ってみた。早速D200に装着し動作を確認したところまったく機能せず。ネットで調べるとどうやらD200には適合しないことが判明。試しにF4Sに装着するとサクサクとフォーカスを拾い問題なく動作した。「これは参ったしくじった あはあっはは、おっほほほー」と一休さんを唄っている場合ではない。そこでさらに調べてみると海外サイトで改造記事が紹介されていた。単にレンズアダプター側のピン位置を移動するだけの改造らしい。で、改造完了。絞り情報はf1固定となるものの、AFは機能するようになった。露出はマニュアルモードでの撮影となる。カメラ側の設定としてはコマンドダイヤルでの絞り設定をOFFにして、更に感度の自動調整機能もOFFにしておく。あとはレンズ側で好きな絞り値を選んで、ファインダー内の露出指標を参考にシャッター速度をグリグリ合わせれば適性露出となる。但しあまり絞り込むと暗くてフォーカス位置をセンシングできなるなるので開放寄り(f2.8以上)が良いだろう。そしてすでに知られている事として、このTC-16Aを使うと古いMFレンズもAFレンズとして使えるのだ。カメラ側のフォーカス機能はTC-16Aのレンズ群の移動で完結し、その先に装着するレンズは無限遠付近で固定しておけばよいのだ。ここでようやくトプコールFの出番となる。なんとトプコンレンズも現代のデジタル一眼レフに装着してAFレンズになってしまうのだ。以前にもトプコンレンズのヘリコイドは他社レンズ以上に回転角がありグリグリ廻すのが大変と報告した。この作業から開放されるのだ。まあその代償として焦点距離が5.8cmのレンズが、実に130mm相当の中望遠レンズになってしまうのだけれど(58*1.6*1.4)。それからレンズ側を最短撮影距離付近に設定することでマクロ撮影も出来る。まるでCONTAX AXで遊んでるみたいな感覚。
その2
その3
その4
その5
その6
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