リビングには天井照明用のシーリングが二箇所あるのだけれど一箇所で明るさは十分だったので片側は使わずにいた。昼休みにビッグカメラの電気部材コーナーをのぞくとプラグとランプソケットが一体になったものを発見。お値段247円。迷わずこれを買い求めその足で100円ショップへ。35W相当の蛍光灯ランプを買う。総額355円で簡易照明器具の出来上がり。自転車整備のときしか使わないのでこれでよし。
銘玉との噂を聞いて使いたくなったAi AF NIKKOR80mm F2.8。F3AFの専用レンズとして誕生したこのレンズはAF創成期の試行錯誤の混乱そのままに以降のAFレンズとは仕様が異なる。F3AF以外にはF4とF501のみがこのレンズの着用を許されていた。メーカーのアナウンスでは現行機種への取り付けはボディー側電気回路への悪影響から使用を禁止している。今回はそれを承知でレンズを入手。既に悪巧みの魂胆はできていた。整備がてらレンズの電気接点部を分解。ピンアサインを調べADD、GNDとモーター電源端子を内部で浮かせ絶縁してしまう。パターンカットなど改造破壊することなくお手軽改造にて非CPUのAiレンズへとなった。愛機F4Sでの使用時は3分もあれば端子は元に戻せる。あとはD600のボディー側にレンズ情報を登録しFnボタンにレンズ呼び出しメニューをセット。絞りリングを有効設定に。これで絞り優先モードでマルチ測光が使えるようになった。もちろんフォーカスはMFになるがインジケータのサポートが使える。これは素敵なレンズが増えましたよ。イヒヒ (改造はown risk!)
ニッコール千夜一夜物語
ニッコール千夜一夜物語
函館本線の張碓駅、廃駅跡を移動する車窓より撮影してみた。フォーカスは無限、絞りは11として高速連写CHモードで通過の一瞬を記録した。上の画像はトンネル進行方向が小樽となり733系先頭車両貫通扉窓からの撮影。直線部右手側に駅があった。下の画像は逆方向となり小樽から札幌へ向かう車窓より撮影。手前のフェンスは滝からの落石防護柵。赤く塗った位置に張碓駅舎があったのだ。スマホのGPSで移動座標を確認しつつやおら窓に向かい何の特徴もない山肌を連写する姿はさぞかし滑稽に映ったことと思う。しかしまあ、これで満足することができた。
前回のアタック
前回のアタック
小樽撮影散策。シフトレンズの28mmは色のりも良く繊細にして力強い描写。シフト量で大きく露出が暴れるので補正しながら適正露出を探っていく。カメラ撮影モードは絞り優先。シフトする程に独特のディストーションが現れる。小樽の町並みは水平垂直がどこか狂っていて、それに加えいい加減な手持ち撮影ゆえに世界が歪んでいく。もう1本はフィルム時代の一眼ハーフPEN用E.Zuiko25mm。こちらは優しい描写で周辺部まで破綻無く。最短25cmまで寄れる万能レンズ。ボケ味もうるさくなく自然。flickrではアップロードした画像にコントラスト、シャープネスのフィルターがかかるようで優しい描写部分が表現されていないのが残念。とまれどちらも素敵なレンズです。
flickr撮影画像
flickr撮影画像
先日の開拓村走行でパンク修理したチューブもそろそろ買い替えの時期とパナレーサーのチューブを買う。距離100kmを超える峠走行などで走行不能だけは避けねばならない。それに熊も怖いしw。交換用チューブにインフレーター(ポンプ)、修理パッチ、タイヤレバーにヘキサレンチだけはサドルバッグに常備している。パンクしたリム打ちの原因を考えるに札幌近郊の道は冬の大雪で路面が荒れている。さらに車道側溝には大型の排水口。これも深い段差で危険を感じるものも多い。このトラップのどれかにヒットしたのだろう。特に側溝の排水口は曲者でこれを避けると白線をはみ出し道の中央寄りを走ることになり車の邪魔となる。頻繁に設置されている排水口を避けながら車道端を走るとサインカーブを描くが如くヨタヨタした走行となってしまうのだ。札幌市内中心部には申し訳程度の自転車専用レーンもあるが路上駐車などに阻まれ走りにくいうえに途切れたり破線になったりで忙しい。北海道に限らず日本の道路行政は自転車後進国なのだとつくづく思う。
週末の日曜は映画のロケ地が気になり遠征。その映画とは札幌が舞台の「探偵はBARにいる」。一作目は出張の飛行機で観ていた。そして二作目は先日、BSで放送していたのをたまたま観た。舞台が身近なことから惰性で観たようにも思う。そして映画の最後のシーンで探偵が乗るオンボロの車がエンコするシーンが何処なのか気になっていた。馬車鉄道が走っていたので検索してみたところ厚別にある「北海道開拓の村」と判明。自転車探索で札幌の東側は未開地だったこともあり気まぐれで遠征してみた。市内を抜け白石を過ぎたあたりから退屈な風景が続く。それでも函館本線の森林公園駅あたりはベッドタウンのようで閑静な住宅地、団地が広がっていた。この地域は比較的雪も少なく札幌市内へもJR一本で出られることを考えると住みやすいのかも知れない。そんなことを考えながら程なく「北海道開拓の村」に到着。内容的には浦安市郷土博物館よろしく北海道開拓時代の建物が移築され町並みが再現されている。建物は外観だけでなく内部も丁寧に再現されており上がりこんで見物できるところはすばらしい。丁寧に観て回ると一日たっぷりかかる規模。そしてやたらニコンオヤジを見かけると思ったらこの日はニッコールクラブの撮影会だった。皆ご自慢の大口径ズームにフルサイズ機を振り回しているなかにあって単焦点標準50mmのワシは肩身が狭い。こんなことならシフトレンズでも着けてくるんだった(張り合ってどうする)。そしてクラブの撮影会を見てしまうとやはり自分の性分には合わないことを確認する。人種が違いすぎる。撮影もそこそこに2時間ほど建物を見学しているうちにいよいよ雲行きが怪しくなってきたので急ぎ帰途につく。途中リム打ちでパンクの洗礼を受けチューブ交換のおまけつき。帰宅してひとごこちしていると大粒の雨が降り出してきた。本日の走行距離 49.4km ロード積算 6256.6km
北海道開拓の村
北海道開拓の村
休日の走行は何度かバイクで訪れた定山渓からさらに山越えに挑戦してみた。地図でのかんたんチェックでは“さっぽろ湖”まで登れば後は朝里まで下りではないかしらとの希望的観測を持っていた。11:30頃遅めの自宅出発から定山渓までは約1時間の楽勝走行、そこからさっぽろ湖までを登り湖の展望台で休憩。ここで初めてさっぽろ湖が定山渓ダムの人口湖であるを知る。そしてこれから向かう先(定山渓レイクライン)は川の上流を目指すことに悪い予感をおぼえた。果たして予感は的中しさらに20kmの道程はひたすら登りが続く。激坂はないがトータル40km、標高差678mのダラダラした登坂は脚にくる。頂上付近で右足ふくらはぎを攣ってしまう。自転車走行で脚が攣る経験は初めてのこと。5分ほど休憩し回復を待ち走行再開。札幌国際スキー場を過ぎ札幌市から小樽市に入ったところで待ち望んだ下り勾配へと突入。整備したバイクは転がりも軽く前傾姿勢で下れば最高時速64.7km/hをマーク。苦労して登った山をわずか30分ほどで下りきる。朝里温泉で一休みの誘惑もあったが帰るのが嫌になりそうなので通過。銭函へ向かうオロロラインの標高140m程度の登りでさえ今の脚にはこたえる。今までの走行で支笏湖、余市、そして今回の定山渓レイクラインと札幌市西側はだいたい制覇したことになる。今後は手薄な東側をもっと探検せねばなるまい。本日の走行距離 88.99km 標高差 678m MAXSPEED 64.7km/h ロード積算 6207.2km 走行時間 4:14