NIKKOR 28mm 1:3.5 / Nikon D600
久しぶりに隊長も出撃
暖かな土曜日、クロスバイクで山下公園・中華街へ走行。本当は先週来ようとおもっていたけれど気がのらず先送りしていた。自分ひとりの遊びに関しては気分を大切にしている。気分がのらないのに無理に行動すると碌なことにならない。仕事や約束事は仕方ないことだが。走行ルートはR16を一気に東へ。横須賀線を越えてR1号でみなとみらいに出る。根岸線「三菱ドック踏切」では下りEF210桃太郎牽引タキ1000形が通過。撮影ルートはいつもの日本丸、赤レンガ、山下公園を辿る。晴天の撮影では空の紺が締まる。写真界隈でではコダックブルー、オリンパスブルーなる表現がよく用いられる。それらフィルムやデジカメも使ってきたが、日本光学もなかなかどうしてこの藍は素敵。
単焦点の安定感
縮小したらマッハバンドが出てしまった
銀杏が萌える
いつものポタリングでは山下公園から中華街に出て昼食をとり豚まんを買って帰るところだが今日は別の目的がある。港の見える丘公園隣の神奈川近代文学館で「安部公房展」がありこの週末が最終日だった。それほど期待せず入館したのだけれど、膨大な所蔵品の展示があった。時系列で並ぶ作家の生原稿や書簡。果ては愛用のカメラやワードプロセッサーまで。
展示のいちいちには詳しい解説が添えられていて全部を読んでいるととても一日では時間が足りなり量。作家の初期作品と演劇関連はざっと見学し、興味のある「初期短編」「壁」「第四間氷期」「砂の女」「他人の顔」「密会」「箱男」「燃えつきた地図」「笑う月」「方舟さくら丸」「カンガルーノート」「飛ぶ男」あたりを集中的に観てまわる。作家の一人娘、安部ねりの名前は宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」(ブドリの妹)からとれらたのは少し驚き。後半の展示で公演の大入り袋がずらりと展示されていたが、所蔵が不倫相手の山口果林というのがなんとも複雑。自分も興味のあるカメラ関連ではコンタックスRTSを愛用されていてディスタゴン25mmで被写体にどんどん寄ってノーファインダーでの撮影スタイルだったとの説明。情報量が多すぎてクラクラしながら館を後にする。
撮影許可エリアで
映画 箱男で使われた箱。残念ながら作中にある内部までは再現されていなかった
神奈川近代文学館 エントランスからの眺め
港の見える丘公園でデートすると別れるという噂もあった
中華街は香港路しか行かない
お店で機材撤収
回鍋肉定食 これで900円は良心的 古くからの台湾系のお店は良いが最近、進出してきた中国系はお勧めできない
中華街の景徳鎮で回鍋肉の定食。お土産は冷蔵豚まん4個。帰りのR16にのる途中、入った路地が後藤製豆のお店の筋だった。営業を縮小され疎遠になっていたのが斜め向かいのビルに同名店舗を見つける。女性店員さんに聞けば旧店舗は老朽化で取り壊され移転したとの説明。欲しかった前田クラッカーを訪ねるも取り扱いがなくなっていた。もちろんアーモンドスカッチも。卸問屋がまとめ購入しないと卸さない姿勢らしい。せっかくなのでジャイアンツコーンを買って帰る。12月は特別に土曜も営業されていたが通常は月水金の週3営業との説明だった。冬の日は短いので急ぎ帰途につく。本日の走行距離 43.32km クロスバイク積算 12,449km 自転車積算 34,143km
数年前から出店されていた模様 旧店舗の斜め向かいなのに全然気づかなかった
独身寮にいた頃 元住吉駅前の酒屋でよく買っていた。 夜の駅前では白タクオヤジたちが客引きしていたのを思い出す