癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

松前半島一周ドライブ(メインは中山ケンタッキー)

2017年05月04日 | 街並み・歴史探訪・ドライブ

松前道の駅付近から眺める松前城のズーム

 連日の好天に、妻に「どこかドライブに行こうか?」と誘ったら、「松前の中山ケンタッキー」と言う。そんなところは聞いたことがない。「最近話題になっている、40年も続いている手羽先ととり足の店」だそうだ。
 検索してみたら、出てくる出てくる・・・最近、かなり話題になっているようだ。きっかけは、2013年のHBCTVでの放送らしい。しかも、松前の市街地ではなく、字江良というのも興味が引かれた。

 江良なら、江差回りでも松前回りでもほぼ同じ距離(115km強)である。そこで、道路が空いていると思われる江差回りで、松前半島を1周ドライブすることにした。 


まずは、一昨年たまたま見つけたタラの木がたくさん生えている厚沢部町木間内の林道へ入ってみた。
まだ、ちょっと時期的に早く、芽は小さかったが、1回食べる分くらいをゲット。


厚沢部町道の駅で買った小さな黒豆の入ったおにぎりともちもちコロッケときのこじゃんコロッケ


厚沢部川河口から眺める遊楽部山塊

江差の道の駅も上ノ国の道の駅も激混みで、駐車する空きも場所もなかった。
ひたすら、「中山ケンタッキー」を目指す。


大島小学校の入口を過ぎた辺りの海側のおよそ店には見えない感じの建物がそれだった。
しかも、看板もなく、営業中の旗が1本立っているだけ。
ここが地元で「中山ケンタッキー」と呼ばれている名物店。中へ入ると、香ばしい匂いが漂う。
塗りつぶした文字は「中山商店」となっていたようだ。昔は肉屋と民宿を営業していたらしい。


メニューは「手羽先」1本60円、「とり足」(実際はとりもも)1本250円のみ。
手羽先を10本、とり足を2本ゲット。どちらも揚げ立てだが、とり足は注文してから揚げてくれた。


妻と一緒に写真に収まってくれた81歳の中山チヨノさん。40年間、この場所で鶏を揚げ続けてきたという。
営業は、ざっくりと「昼ごろから夕方まで」とのことだが、休みは元日くらいで、年末になると帰省した人たちの注文で、1日に1000本も揚げることがあるとのこと。特製のタレにじっくり漬け込むのが美味さの秘訣か?
「今の江良は人が少なくなって、年寄りばかりで、こういうものは食べなくなった。ここから出て行った人たちからの注文で、今は送る方が多い。あとは遠くから買いに来てくれる人も多い」とのこと。

 
 熱いうちに食べたいので江良漁港へ下りて、松前小島と松前大島(右奥に微かに見える)を眺めながら、厚沢部町の道の駅で買ったおにぎりと一緒に昼食とした。
 確かにとても美味しい。妻に言わせると、五稜郭駅そばの有名店大林商店と同じ味とのこと。


松前市街地手前の「立石三十三観音」
 
 松前のサクラは何度も見ているし、道の駅の駐車場は空き待ちの車が200m以上も並んでいるので、そばの橋の上から松前城の写真だけ撮って通過。


福島峠付近の新緑と春紅葉


木古内の新名所「札苅村上芝桜園」(昨年までは通称「村上さんちの芝桜」だった)


「札苅村上芝桜園」で見た黄色のカタクリ


木古内サラキ岬のチューリップ

 最後は、当別トラピストのソフトクリームで打ち上げようとしたが、待ち人の列が20人以上もいて、諦めて帰路に就いた。


夕食は、今年初のタラの芽とシイタケの天ざるセット