⭕手ぬぐい山と地元の通称「三角点」(三角点名は文山)
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富美共同牧場入口付近から眺める「手ぬぐい山」
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〈旧上湧別(現湧別町)町南兵村三区の国道から眺める地元では「三角点」と呼ばれている一等三角点の通称富美山(点名・文山)
この両山は、湧別町の上湧別地区の北側に位置する低山である。この2つの山に興味を持ったのは、毎年参加している「湧別原野クロカン」で懇意になった地元のチューリップおばさんが、コースから見える目立つ山容の山を「三角点」と呼んでいたことがきっかけである。
普通は、地図上に記載されていない山は、三角点がある場合はその名で呼ばれることが多い。だから、「三角点」と呼ばれているのが不思議で、調べてみたら、一等三角点の山で点名が「文山」だった。「文」はこの地区の地名が富美に起因すると思われる。
その山を調べているときに、その近くに地形図に記載されている「手ぬぐい山」をみつけた。これは、面白珍名山では、我が道南の貧乏山と双璧となる山名である。
当然、その由来が知りたくなる。チューリップおばさんに調べてもらったら、「昔、木を切り出して、川を塞き止めてそこへ貯めて、堰を切って流し出すときに下の方へ手ぬぐいを振って知らせたことが由来」とのことだった。
ということで、さらに検索してみたら、両山にはHYML仲間の「北のかもしか」さんが、手ぬぐい山には、懇意にしてある「地図かガイドの山歩き」のsaijyoさんが登っていた。ちなみに、北のかもしかさんは、地元の通称「三角点」を通称「富美山」としている。
どちらも登山道などないヤブ山ではあるが、今回の上湧別のチューリップ公園の花の時期に合わせての挑戦となった。午後から雨予報なので、早朝トライとなった。
⭕まずは、手ぬぐい山へ
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この山は富美共同牧場の中にある山である。その標識を参考に進む。
この時期なら、まだ放牧が始まっていないので、「あわよくばゲートが開いていて、山頂のすぐ下までつづく車道を車で入れるかもしれない」と思った。
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案の定、ゲートが開いていて、山頂のすぐ下まで入ることができた。
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牧柵を潜って、上のヤブを漕いでわずか10分であっけない登頂。
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頂上からは、北側に非常に端正な無名峰は見えたが、手ぬぐいを振って知らせるような集落は見えなかった。
当然、下りは10分も掛からないで下山。
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GPSのログ(旗印から往復)
⭕次に通称「三角点」へ
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ここは、北のかもしかさんのGPSトラックログをそのままトレースさせていただいた。
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車道の行き止まりの牧草地からスタート。
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その奥の山林の手前に酪農家の廃墟があった。その右側からヤブに突入。笹が主体の薄いヤブで全然気にならなかった。
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尾根に乗るとヤブはなく、快適に歩けた。
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頂上が見えた。
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地元の通称「三角点」の由来となる一等三角点の前で記念撮影。
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樹間から上湧別の国道沿いの市街地を見下ろす。
登り40分、下り25分の楽勝登山。ゴールが8:50だった。
⭕チューリップおばさんの遠軽高校高校での講義聴講
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前日に連絡メールを入れたら、たまたま10:50~12:25に、遠軽高校のオホーツク風土研究の講師をお願いされているとのこと。部外者も聴講可能とのこと。
時間的に間に合うので、10時から営業するチューリップの湯で汗を流し、着替えをして、遠軽高校へ向かった。
演題は「上湧別のチューリップと北限のリンゴ」。自分がチューリップに興味を持つようになったきっかけから始まり、上湧別のチューリップ栽培の歴史、チューリップの種類や栽培の工夫や苦労について話され、さらに、屯田兵が始めた北限のリンゴ栽培の歴史についてと続いた。
対象が進路の選択を迫られている3年生だったので、これらの話の間に触れられていた内容が印象深かったようだ。それは、自分が東京の大学を卒業して東京で働いたが、地元へ戻ってからの生きがいとなっている、郷土愛に基づくいろいろな社会的な活動である。
⭕チューリップ公園へ
チューリップおばさんの講義を聴いたあとだけに、チューリップを見る視点が広がっていた。
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時期的に1週間以上早かったようで、国道側の早生種が中心で、咲いていたのは、広大な敷地の1/4程度だった。
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個人的に一番興味を持った原種。もともとは山野草だったことが良く分かる矮小なものばかり。
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これから咲く種類がほとんどの広大な敷地にも驚いた。
このあと、敷地の中にある上湧別博物館へ。特にこの地の開拓に当たった屯田兵の苦労が興味深かった。
それにしても、収穫の多い、充実の上湧別の1日だった。
上湧別をあとにして、旭川の道の駅まで走った。明日以降は雨絡みの天気がつづくので計画は立たない。
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富美共同牧場入口付近から眺める「手ぬぐい山」
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〈旧上湧別(現湧別町)町南兵村三区の国道から眺める地元では「三角点」と呼ばれている一等三角点の通称富美山(点名・文山)
この両山は、湧別町の上湧別地区の北側に位置する低山である。この2つの山に興味を持ったのは、毎年参加している「湧別原野クロカン」で懇意になった地元のチューリップおばさんが、コースから見える目立つ山容の山を「三角点」と呼んでいたことがきっかけである。
普通は、地図上に記載されていない山は、三角点がある場合はその名で呼ばれることが多い。だから、「三角点」と呼ばれているのが不思議で、調べてみたら、一等三角点の山で点名が「文山」だった。「文」はこの地区の地名が富美に起因すると思われる。
その山を調べているときに、その近くに地形図に記載されている「手ぬぐい山」をみつけた。これは、面白珍名山では、我が道南の貧乏山と双璧となる山名である。
当然、その由来が知りたくなる。チューリップおばさんに調べてもらったら、「昔、木を切り出して、川を塞き止めてそこへ貯めて、堰を切って流し出すときに下の方へ手ぬぐいを振って知らせたことが由来」とのことだった。
ということで、さらに検索してみたら、両山にはHYML仲間の「北のかもしか」さんが、手ぬぐい山には、懇意にしてある「地図かガイドの山歩き」のsaijyoさんが登っていた。ちなみに、北のかもしかさんは、地元の通称「三角点」を通称「富美山」としている。
どちらも登山道などないヤブ山ではあるが、今回の上湧別のチューリップ公園の花の時期に合わせての挑戦となった。午後から雨予報なので、早朝トライとなった。
⭕まずは、手ぬぐい山へ
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この山は富美共同牧場の中にある山である。その標識を参考に進む。
この時期なら、まだ放牧が始まっていないので、「あわよくばゲートが開いていて、山頂のすぐ下までつづく車道を車で入れるかもしれない」と思った。
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案の定、ゲートが開いていて、山頂のすぐ下まで入ることができた。
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牧柵を潜って、上のヤブを漕いでわずか10分であっけない登頂。
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頂上からは、北側に非常に端正な無名峰は見えたが、手ぬぐいを振って知らせるような集落は見えなかった。
当然、下りは10分も掛からないで下山。
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GPSのログ(旗印から往復)
⭕次に通称「三角点」へ
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ここは、北のかもしかさんのGPSトラックログをそのままトレースさせていただいた。
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車道の行き止まりの牧草地からスタート。
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その奥の山林の手前に酪農家の廃墟があった。その右側からヤブに突入。笹が主体の薄いヤブで全然気にならなかった。
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頂上が見えた。
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樹間から上湧別の国道沿いの市街地を見下ろす。
登り40分、下り25分の楽勝登山。ゴールが8:50だった。
⭕チューリップおばさんの遠軽高校高校での講義聴講
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前日に連絡メールを入れたら、たまたま10:50~12:25に、遠軽高校のオホーツク風土研究の講師をお願いされているとのこと。部外者も聴講可能とのこと。
時間的に間に合うので、10時から営業するチューリップの湯で汗を流し、着替えをして、遠軽高校へ向かった。
演題は「上湧別のチューリップと北限のリンゴ」。自分がチューリップに興味を持つようになったきっかけから始まり、上湧別のチューリップ栽培の歴史、チューリップの種類や栽培の工夫や苦労について話され、さらに、屯田兵が始めた北限のリンゴ栽培の歴史についてと続いた。
対象が進路の選択を迫られている3年生だったので、これらの話の間に触れられていた内容が印象深かったようだ。それは、自分が東京の大学を卒業して東京で働いたが、地元へ戻ってからの生きがいとなっている、郷土愛に基づくいろいろな社会的な活動である。
⭕チューリップ公園へ
チューリップおばさんの講義を聴いたあとだけに、チューリップを見る視点が広がっていた。
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時期的に1週間以上早かったようで、国道側の早生種が中心で、咲いていたのは、広大な敷地の1/4程度だった。
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個人的に一番興味を持った原種。もともとは山野草だったことが良く分かる矮小なものばかり。
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これから咲く種類がほとんどの広大な敷地にも驚いた。
このあと、敷地の中にある上湧別博物館へ。特にこの地の開拓に当たった屯田兵の苦労が興味深かった。
それにしても、収穫の多い、充実の上湧別の1日だった。
上湧別をあとにして、旭川の道の駅まで走った。明日以降は雨絡みの天気がつづくので計画は立たない。