Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「SHINSAI Theaters for Japan in Tokyo」の記録〈2〉・『一時帰宅』 と、 下北沢にいた一日

2012-08-19 | Weblog
八月五日に座高円寺2で行われた日本劇作家協会公開講座・リーディング「SHINSAI Theaters for Japan in Tokyo』の一部の写真等を引き続き紹介したい。これは『一時帰宅』。作・坂手洋二、演出・前川知大、出演・有川マコト+加茂杏子+川添美和+工藤佑樹丸+西山聖了+猫田直+藤井びん+安井順平。奥秋圭さん撮影。これももともとのテキストは燐光群昨年秋の公演『たった一人の戦争』の一場面。「一時帰宅」というシチュエーションはもうあまり言挙げされなくなったが、今回のリーディング上演でも数分の中にこの状況の理不尽さは凝縮できたと思う。家族たちの留守宅に勝手に居候をしていた人物(安井順平)は、捻れた形で『血の問題』と繋がる。「おじいちゃん」役に郡山出身の藤井びんさんを推薦、彼が前川組に混じっているのがなんだか愉快であった。……見なくてはならない舞台が幾つもあるのだが、身動きできないでいる日々。台詞に頼らない劇を観て刺激を受けたくて、一時間ちょっとしかないとも聞いたので、スズナリで少年王者館『累』を観る。盛況。意外と言葉の世界だった。原作があるのだものな。……そのまま下北沢、タウンホールで公開講座「演劇のまち下北沢のグリーンライン的これから」。小田急線地下化の跡地をどうするかという、世田谷区・都・小田急の折衝がはじまっている。下北沢はどうなるのか。本多グループ二代目・慎一郎さん、キャッツシアターを始めた舞台美術家・土屋茂昭さん、明治大学の小林正美さんらと。参加費千円を取るというので、ちゃんと喋らなきゃとあらためて思う。下北沢の街は阿波踊り、世田谷区は花火もしていて保坂区長は来られず。それでも熱心な方々が来て下さり、前向きな話に。
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