Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「SHINSAI Theaters for Japan in Tokyo」の記録〈4〉・東北からのゲスト

2012-08-21 | Weblog
八月五日に座高円寺2で行われた日本劇作家協会公開講座・リーディング「SHINSAI Theaters for Japan in Tokyo』の写真等をさらに紹介。この公演のもとになったアメリカでの事業は被災地の演劇人の支援を目的としているわけだが、第一部、第二部とも、リーディングの後に、岩手からくらもちひろゆきさん、福島から大信ペリカンさん、二人の東北の劇作家が登壇。いろいろな東北の事情等を聞いた。聞き手は私。大信さんはもともと南相馬に住んでいて、津波も原発事故の影響もダイレクトに受けている。彼の新作・満塁鳥王一座『キョウド町グローバリズム行進曲』はこの秋、各地で上演される。くらもちさんは彼の主宰する架空の劇団と、青森の渡辺源四郎商店の合作により、新作「震災タクシー」を各地で上演する。昨年3月、劇作家協会東北支部長になったばかりだったくらもちさんは、私とも話し合って、東北の協会員のネットワーク確立に乗り出し、じかに皆に会おうと旅立ち、たまたまこの震災にダイレクトに遭遇したのだ。あらゆる公共の交通機関が止まった時、彼が何度か活用したのがタクシーだったのだという。どちらも期待される新作である。……今日は朝のラッシュ時に家を出て、午前から夕方四時半まで有明教育芸術短期大学で演劇概論の夏期集中講義一日め。6時間講義すればそれはそのぶん疲れる。
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