Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

下北沢の未来

2012-08-27 | Weblog
北沢タウンホールでの二日連続の企画「SHIMOKITA VOICE 2012 下北沢で生きる」のシンポジウム『地中から、屋根から、空から 明日の下北沢ラウンドテーブル』に、後半だけ出席。コーディネーター・司会は小熊英二さん。パネリストは保坂展人世田谷区長、そして下北沢の住民・各界代表の、興味深い面々。一時は出席ということだった渡辺えりさんは多忙で出られず、残念。さて、なにしろ下北沢は街の中心部に最大幅26mの新規道路計画、駅前交通広場(ロータリー)計画、小田急線地下化後の2.2kmの跡地利用計画、3つの大きな計画を抱えている。確かに「下北沢の光景は、わずか一年で大きく変わった」。全国どこにでもある似たような街になるのでいいのか、「長い歴史に育まれた<シモキタ文化>」というものがほんとうにあるとして、「継承する」「明日の世代へ引き継ぐ」よりも、まず、ほんとに面白い街にできているかどうか、厳しく考えていかなければならない。反原発デモ関係でも露出を厭わず活躍している小熊さんも相当忙しいだろうに、かなり今回のためにフィールドワークを重ねたらしい。彼とは事前に電話で相談していたのだけれど、こういう場は、喋りすぎず、面白く、のバランスがたいへんではある。で、私は早々に帰宅したのだが、後で聞いたところによれば、私が比較のため持ち出した韓国・大学路についての話(そう簡単に真似できないぞ、ということが主)が、一部に衝撃を与えたという。なるほど。
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