しばらく前、感染拡大で和牛の需要が落ちていることから、政府と農林水産省が「和牛券」バラ撒きを計画していたことが発覚、世間から激しく非難されていた。しかし、驚いたことに、この愚策はなくなっていたのではなく、緊急経済対策で「500億円の予算規模で和牛の販売に奨励金を出す」などして販売促進を図るというやり方に変わって、まだ生きていたのだ。
和牛を卸売り業者が小売り業者などに販売した場合に1キロ当たり1000円の奨励金を交付する? 農家が出荷する牛1頭当たり2万円を支給する? それはいったい誰の金なのか。
国産牛の在庫が例年よりも6割だぶついているなら、安くして多く売ればいいだけのこと。
彼らは牛を売ることができる。しかし、巷には、やりたくても仕事ができない者が溢れているのだ。
現金を渡すなら、本当に困っている人に渡すべきである。
過日、安倍首相は、文化芸術に対する「自粛」を要請しながら、「損失を補てんする形で、税金でその補償するということはなかなか難しい」と断言した。
同じく「自粛」を求める小池都知事も同様で、「主催者側の経済的な損失の補償」については、「税金を投入するということについて本当に正しいのかどうか、議論のあるところかと思う」とし、芸術文化の特性に鑑みて金銭的な補償をする考えはないという姿勢を示していた。
難しいとか考えがないとかいう以前に、和牛のための500億円、マスク配布のための466億円は出せるというのだ。それをやめただけで、合わせて一千億円近くの文化支援基金が立ち上がるではないか。
これも写真は、昨日の日比谷。撮影は、シナリオライターのA・Kさん。
和牛を卸売り業者が小売り業者などに販売した場合に1キロ当たり1000円の奨励金を交付する? 農家が出荷する牛1頭当たり2万円を支給する? それはいったい誰の金なのか。
国産牛の在庫が例年よりも6割だぶついているなら、安くして多く売ればいいだけのこと。
彼らは牛を売ることができる。しかし、巷には、やりたくても仕事ができない者が溢れているのだ。
現金を渡すなら、本当に困っている人に渡すべきである。
過日、安倍首相は、文化芸術に対する「自粛」を要請しながら、「損失を補てんする形で、税金でその補償するということはなかなか難しい」と断言した。
同じく「自粛」を求める小池都知事も同様で、「主催者側の経済的な損失の補償」については、「税金を投入するということについて本当に正しいのかどうか、議論のあるところかと思う」とし、芸術文化の特性に鑑みて金銭的な補償をする考えはないという姿勢を示していた。
難しいとか考えがないとかいう以前に、和牛のための500億円、マスク配布のための466億円は出せるというのだ。それをやめただけで、合わせて一千億円近くの文化支援基金が立ち上がるではないか。
これも写真は、昨日の日比谷。撮影は、シナリオライターのA・Kさん。