Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

彼らは和牛をあきらめていなかった

2020-04-11 | Weblog
しばらく前、感染拡大で和牛の需要が落ちていることから、政府と農林水産省が「和牛券」バラ撒きを計画していたことが発覚、世間から激しく非難されていた。しかし、驚いたことに、この愚策はなくなっていたのではなく、緊急経済対策で「500億円の予算規模で和牛の販売に奨励金を出す」などして販売促進を図るというやり方に変わって、まだ生きていたのだ。
和牛を卸売り業者が小売り業者などに販売した場合に1キロ当たり1000円の奨励金を交付する? 農家が出荷する牛1頭当たり2万円を支給する? それはいったい誰の金なのか。
国産牛の在庫が例年よりも6割だぶついているなら、安くして多く売ればいいだけのこと。
彼らは牛を売ることができる。しかし、巷には、やりたくても仕事ができない者が溢れているのだ。
現金を渡すなら、本当に困っている人に渡すべきである。

過日、安倍首相は、文化芸術に対する「自粛」を要請しながら、「損失を補てんする形で、税金でその補償するということはなかなか難しい」と断言した。
同じく「自粛」を求める小池都知事も同様で、「主催者側の経済的な損失の補償」については、「税金を投入するということについて本当に正しいのかどうか、議論のあるところかと思う」とし、芸術文化の特性に鑑みて金銭的な補償をする考えはないという姿勢を示していた。

難しいとか考えがないとかいう以前に、和牛のための500億円、マスク配布のための466億円は出せるというのだ。それをやめただけで、合わせて一千億円近くの文化支援基金が立ち上がるではないか。


これも写真は、昨日の日比谷。撮影は、シナリオライターのA・Kさん。
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コロナ禍の下で、憲法改悪を画策するとは

2020-04-11 | Weblog
この悲惨な状況の中で憲法改悪の相談?
しかもこのコロナ危機が現行憲法に問題があって加速されたかのような事実無根の物言いが聞かれる。

自民党憲法改正推進本部は10日、党本部で会合を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた緊急事態対応の在り方を協議したという。
感染拡大防止のため、多くの人々が苦しんでいる現実の下、党会合衆院憲法審査会で議論を進めようという魂胆である。
安倍首相も7日、緊急事態宣言の発令に先立ち、国会での議論進展に期待を示す発言をした。

「憲法が違っていたら、もっと厳しく取り締まって、コロナ禍が広がらなかったはずだ」という妄想を、口にする者が、各所に見られはじめている。
自民党は大規模災害を想定した条項を憲法に新設する案を入れようとしているわけだが、安倍政権のこの間の右往左往ぶりを見る限り、現在の混乱が「法律の強制力による効果の有無の問題」などでないことは、明らかだ。

現政権は、オリンピックを開くことを優先して、検査を渋り、情報を操作し、自らの責任で感染者拡大に至らしめた現在の趨勢を、逆に、自分の利益になるように誘導するため、画策しようとしているのだ。
ありえない。

写真は、昨日の日比谷。撮影は、シナリオライターのA・Kさん。
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非戦を選ぶ演劇人の会リーディング公演 『それゆけ安全マン!?~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~』をYouTube公開

2020-04-11 | Weblog
三年前のリーディング公演を無料公開します。

このたび、新型コロナウィルスの多大なる影響が演劇界にも及ぶなか、〈非戦を選ぶ演劇人の会〉も、微力ながら何か出来ることはないかと考えました。
そこで、感染防止のため在宅を余儀なくされている皆さんに観ていただくために、2017年4月に非戦を選ぶ演劇人の会でリーディング上演された『それゆけ安全マン!?~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~』を、YouTube公開することになりました。これを機に放射能にまつわる実情を再認識し、会の活動について知って頂けると幸いです。

https://youtu.be/jNnjXw1oREo

2017/04/04 (火) ~ 2017/04/04 (火)劇場 座・高円寺2
脚本 相馬杜宇、清水弥生/演出 関根信一
出演 内田龍磨、占部房子、大沢健、大鷹明良、大月ひろ美、荻野貴継、小嶋尚樹、小林あや、齋藤千裕、坂手洋二、重田千穂子、清水大将、高橋長英、竹下景子、武山尚史、田根楽子、土屋良太、根岸季衣、船場未生、益岡徹、宗像祥子、ラサール石井、流山児祥
劇中作曲 寺門一憲

動画収録・編集 姫田蘭
写真は、カーテンコール。
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下北沢最後の夜

2020-04-11 | Weblog
下北沢最後の夜、
と、勝手に言ってしまった。
次の日からGW明けまでは、8時閉店ということになってしまったので、ある意味、嘘ではない。

演劇と関係のない打ち合わせなのだが、仕事で、下北沢、となり、
で、結局、この写真の店に来ることになってしまった。

我々の他に一人でもお客がいたら、出ようと思っていた。
が、二階は貸し切り状態だった。

この店に初めて来たのは1981年である。
街と私の歴史が、交錯する。
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