「たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」
新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言を発令した安倍晋三首相が4月7日の会見で、そう言ったのだそうだ。
私は不愉快になるのがわかっているから、横目にしか眺めていなかったのだが。
全国民一律の給付金は、ないそうだ。
「要請と補償はセット」ということも、ないそうだ。
「厳しく収入が減少したことを証明しないと渡さない」そうだ。
「(自粛を)ある特定の業界にお願いをしても、損失はその業界に止まるわけではありません。そこと取引をしている様々な人たちにも影響が出てくる。ということを鑑みれば、個別に補償していくわけではなく、困難な状況にあるみなさんに、現金給付を行いたい」
という発言は、まったく論理矛盾している。
被害に遭っているそれぞれの「業界」に応じた解決法がなければ、事態が改善されるわけがない。
個人事業主に対する最大100万円、中小企業には200万円の給付、無利子無担保の融資や、税・社会保障の猶予措置、等々だが、これは、どのくらいの期間が対象なのだ。何年続いても同じなのか。
今、本当に必要な、急ぐべき今、対応すべきだろう。緊急事態としてだ。
で、安倍首相は「世帯への給付金」について、「一律給付を検討した」としたうえで、結果として限定的になった理由について、次のように述べたという。
「自民党でも一律給付の議論がありました。私たちも検討した。たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」
「国会議員は影響を受けていない」?
そもそも国会議員や国家公務員に給付するなどという理屈が、あるわけがないだろう。
そこまで言うなら、むしろ、そういう人達は、給料を削減・返上すべきじゃないのか。
収入に影響を受けている人達に対して、こんな物言いをして、恥ずかしくはないのか。
国民と痛みを分かち合うべきだろう。
名前だけで活動していない議員、疑惑を受けて雲隠れしている議員からは、全額返納させるべきではないか。利子付きでもいい。
そういう「線引き」なら、一刻も早くすべきだろう。
そもそも、「いま、この状況でも収入に影響を受けていない国会議員や国家公務員」と自ら口にできる神経が、ほんとうに理解できない。
写真は、近くにある児童館。四日前。
新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言を発令した安倍晋三首相が4月7日の会見で、そう言ったのだそうだ。
私は不愉快になるのがわかっているから、横目にしか眺めていなかったのだが。
全国民一律の給付金は、ないそうだ。
「要請と補償はセット」ということも、ないそうだ。
「厳しく収入が減少したことを証明しないと渡さない」そうだ。
「(自粛を)ある特定の業界にお願いをしても、損失はその業界に止まるわけではありません。そこと取引をしている様々な人たちにも影響が出てくる。ということを鑑みれば、個別に補償していくわけではなく、困難な状況にあるみなさんに、現金給付を行いたい」
という発言は、まったく論理矛盾している。
被害に遭っているそれぞれの「業界」に応じた解決法がなければ、事態が改善されるわけがない。
個人事業主に対する最大100万円、中小企業には200万円の給付、無利子無担保の融資や、税・社会保障の猶予措置、等々だが、これは、どのくらいの期間が対象なのだ。何年続いても同じなのか。
今、本当に必要な、急ぐべき今、対応すべきだろう。緊急事態としてだ。
で、安倍首相は「世帯への給付金」について、「一律給付を検討した」としたうえで、結果として限定的になった理由について、次のように述べたという。
「自民党でも一律給付の議論がありました。私たちも検討した。たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであります。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」
「国会議員は影響を受けていない」?
そもそも国会議員や国家公務員に給付するなどという理屈が、あるわけがないだろう。
そこまで言うなら、むしろ、そういう人達は、給料を削減・返上すべきじゃないのか。
収入に影響を受けている人達に対して、こんな物言いをして、恥ずかしくはないのか。
国民と痛みを分かち合うべきだろう。
名前だけで活動していない議員、疑惑を受けて雲隠れしている議員からは、全額返納させるべきではないか。利子付きでもいい。
そういう「線引き」なら、一刻も早くすべきだろう。
そもそも、「いま、この状況でも収入に影響を受けていない国会議員や国家公務員」と自ら口にできる神経が、ほんとうに理解できない。
写真は、近くにある児童館。四日前。