Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

桜と記憶

2020-04-04 | Weblog
神田川沿いを散歩する。
散歩くらいさせていただかないと、である。
昨日も自転車で一時間以上動き回ったのだが、電車に乗っているよりは安全な気がするご時世である。

以前住んでいた団地の前に差しかかる。
その頃、「なんでうちは建物に数字が書いてあるの」と息子が言ったことを、思い出す。

図書館は予約したものを受け取ることしかできなくなっている。

すれ違う高齢者の方々から「このさい年寄りはいなくなった方がいいと思われてるんだねえ」という話し声が聞こえた。

時間は過ぎてゆく。
こんな春は想像したことはなかった。
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沖縄行きをやめました

2020-04-04 | Weblog
沖縄行きをやめました。

このご時世です。

一つの用事だけやって帰ることも考えましたが、あまり合理的ではないと思い直しました。

今月に行くつもりで用意していた往復切符が無駄になりましたが仕方ありません。


むしろ、いろいろ気になっている宮古・石垣に行きたかったのですが、そちらも自粛すべきと思いました。

先週辺り、石垣島に若い観光客が大挙して押し寄せ島の皆さんが困惑しているというニュースもありました。


写真は、やんばるの製塩跡。何年前だったかな。
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広島流お好み焼き厳正派は生き残れるか

2020-04-04 | Weblog
広島焼とも呼ばれる広島のお好み焼きと、私が生まれ育った隣県岡山のお好み焼きは、微妙に違うのだが、とにかく焼かれたものを鉄板に置いたまま、ヘラ(コテという地方もある)で細かく切ってそのまま口に運び食すのが一般的。
記憶は捏造されていて、もちろん子供の頃にそんなに外食の機会もなく、そもそも住んでいたのが周りに店などほとんどない田舎なので、「町の食べ物」という気はしてしまうのであるが。
とにかく、熱いものを最短で食べる。熱いは、うまい、である。

広島の「お好み村」でも皿で出す店があるというが、それは亜流である。
箸で食べるなど言語道断。厳正派は箸に触れもしない。

このまま外食が禁じられていく世界になると、、われら厳正派の「鉄板のものをヘラで食す」ということは不可能になっていく。
カウンターで黙々と食べることだけをしていても駄目なのだろう。
鉄板の熱でウイルスが死ぬのかどうかを検証している余裕もない。

「お好み村」も格安テイクアウトに生き残りをかけているという。
しかし、テイクアウトだけでやっていっていいのか。
容れ物に入れられたとたん、「しなん」としてしまう。鉄板で熱さないと、本来は蒸気になるべきだった、そこにあるべきでない水分が。じんわりと露出してくるのだ。レンジで温め直すなど言語道断。もう違う食べ物である。
鉄板とヘラという「食器」は、この食べ物のいのちなのだ。

広島流お好み焼き厳正派は生き残れるか。
これも一つの食文化の危機なのである。

そういえば私の実家の近くにある日生で最近流行っているという「カキオコ」も、じつはまだ食べたことがない。
文化を継承するのは、なかなか難しいのである。


気分転換の戯れ言におつきあいいただきありがとうございます。
今夜やるはずだった、まだ残っていた締切文の一つが、なくなったこともある。それもコロナのためである。
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