Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

政府による「日本学術会議」人事について経緯を明らかにすることを求める声明

2020-10-06 | Weblog
演劇人も声明を出しました。


政府による「日本学術会議」人事について経緯を明らかにすることを求める声明

 政府から独立した立場で政策提言をする科学者の代表機関「日本学術会議」が新会員として推薦した候補者105人のうち、6人を菅義偉首相が任命しませんでした。

 独立性が保たれるべき学術会議の人事に、もしも不当な介入があったとすれば、憲法が保障する「学問の自由」の侵害となります。
 今回の案件が、将来的に、学術や芸術への政府の過度の干渉の引き金となり、また表現・言論の自由への侵害へと発展していくことを私たちは危惧します。

 私たちは、今回の政府による「日本学術会議」への人事について、決定の経緯を明らかにすることを求めます。

2020年10月6日 
一般社団法人 日本劇作家協会 
日本新劇製作者協会 

[賛同団体]
SAVE the CINEMA


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しっぽがない

2020-10-06 | Weblog
小沼純一さんの新しい本は、『しっぽがない』である。

一冊の、シンプルな本が、とても劇的に作られている。

「しっぽがない」のは、自分のことである。

犬のことを語りながら、私たちの生きる世界を描いている。

絵も、装幀も、とてもいい。


青土社刊。


追記

で、私は、登場人物であり、名言を吐きまくっている妹さんに、ぜひお会いしたいと思う。
この本で、ファンがいっぱいできたはずである。

さらに追記

追記の内容を小沼さんのFBにコメントしたら、衝撃の事実がご本人から戻ってきた。
あまりに衝撃的なので明かせません……。
小沼さんの才能に驚くばかりです。


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新作 『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』

2020-10-06 | Weblog
新作ビジュアル公開です。

コロナ禍下、さまざまな困難、困惑と向き合いながら、上演を決めました。

タイトルは、『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』です。


岡山出身の作家・棟田博の代表作『拝啓天皇陛下様』。
かつて渥美清主演・野村芳太郎監督で映画化され、「国民的喜劇」として成功を収めた。
棟田博氏が遠い姻戚であることは知っていた。
曾祖父の弟にあたる人が養子に行った先が、棟田家である。
じつは棟田博氏も、同じ棟田家に養子で入っていたのである。
『拝啓天皇陛下様』を劇化することが、私の永年の夢であった。
『拝啓天皇陛下様』の愛読者である、現代を生きる官僚が、「玲和」を迎える世の「生きにくさ」「宮仕えの辛さ」を、かつての時代に思いを馳せながら耐えていく。
倉本聰さんが棟田博作『サイパンから来た列車』をもとに『歸國』を書いたように、先達の刻みつけた忘れがたき人々の世界が、私自身の現在と交錯する。



燐光群『拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿』

作・演出◯坂手洋二

この作品は、棟田博氏の『拝啓天皇陛下様』等の著書から着想を得て、部分的に引用させていただいています。
                                                                                          
11月13 日(金)〜22日(日)

会場◯座・高円寺1




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