原稿の一つ、かなり長いそれをなんとか仕上げて送る。そして午前中から稽古。間に稽古場で別なZoom会議一つ。稽古場に着く前に「坂手さん!」と声をかけられる。すると、犬の散歩中のその人は、Cody Poulton さんではないか。たまたま来日していて、昨日は別役実短編集千秋楽を観てくれた。で、犬はイタリアン・グレイハウンドのジョン。彼の娘さんが近所に住んでいて、今朝は彼がジョンの散歩を担当していたのだ。稽古を終え、Cody さんは明後日日本を発つというので、小一時間だけ彼から聞きたかった話を聞く。ちょうど聞きたかったのだ、ほんとうにその話を。雨の中、家に帰ってだいじな会議。いろいろ内容多く、長引く。無理矢理終わらせて今度は、開始ギリギリに、寺脇研さんらのYouTube番組に出演。ともあれこの日は、時々じょんを名乗ることもある私がジョンに会った日である。
〈別役実メモリアル〉「別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました」、千秋楽を終えました。
〈全4作品通し上演〉という、画期的な試みを果たしました。その賑やかさ、楽しさ。
実際のところ、「別役実演劇祭」でもあったのです。フェスティバルとしての豊かさも、手応えありました。
多くの皆さんが、本当の意味で、別役実作品を再発見して下さったと思います。
そして、演劇の持っている可能性と素晴らしさも、再確認できました。
皆さま、ありがとうございました。
そして、スタッフ・キャスト、関係者の皆さん、お疲れ様でした。
もう既に、次の作品に向かって、いろいろなことを進めています。
まずは、17日に福島で幕を開ける「悪魔をやっつけろ~COVIDモノローグ~ 」です。
http://rinkogun.com/Beat_the_Devil.html
息つく間もない夏になりそうです。
写真、『眠っちゃいけない子守歌』。さとうこうじ、大西孝洋。撮影・姫田蘭。