Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

沖縄本島東岸にクジラが!

2018-01-09 | Weblog
昨日沖縄県国頭郡東村平良の浜にクジラが打ち上げられたそうです。

伝聞によりますと、現在はもう既に埋められたそうです。

ザトウクジラか。わりと大きい。

昨年の私の最新作『くじらと見た夢』では、ほんらい沖縄本島では西岸にしかクジラが寄らないという前提で物語を展開しましたが、こういうこともあるのだと、びっくり。

あの劇のように、辺野古の米軍基地建設工事を阻止するために大浦湾に向かっていたのかもしれない。
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日本演出者協会も「あらためて「共謀罪」廃案を求める表現者のアピール」に、賛同しました。

2018-01-09 | Weblog
日本劇作家協会が10月30日に発表したアピール文「あらためて「共謀罪」廃案を求める表現者のアピール」につきまして、
一般社団法人日本演出者協会からも、ご賛同をいただきました。

年末の演出者協会の理事会では、「賛同しない理由は何もない」という発言が重なり、満場一致でした。

他の賛同団体は、以下の通り。

日本新劇製作者協会 (10月31日付) 
非戦を選ぶ演劇人の会 (11月1日付) 
協同組合 日本脚本家連盟(11月1日付) 
公益社団法人日本劇団協議会(11月10日付) 
神奈川演劇鑑賞団体連絡会議(11月15日付) 


アピール本文は、以下の通り



あらためて「共謀罪」廃案を求める表現者のアピール


「テロ等準備罪」(いわゆる新共謀罪)は、「言論・表現の自由」をおびやかす、と私たちは考えます。

「心の中で思ったこと、考えたこと」が、行動しなくても、処罰される可能性があるからです。
「一般の人にはむやみに適用しません」と言われても、捜査対象が「テロリスト集団」に限定されず、言論・表現の自由やプライバシーの保護を保証する条文がないことなど、恣意的に運用される懸念が払拭できないからです。

「自分では気づかないうちに監視されているかもしれない」「思ったこと、考えたことが処罰されるかもしれない」という心配は、表現者、および表現を世の中に届けるメディアに携わる人々、そして表現を楽しむ一般の人々をおびやかすことにつながります。
 表現の萎縮や自主規制につながります。

 そのおびえは健全な市民生活を営む人々の生活にも及ぶかもしれません。
 自由闊達なはずの近しい人との会話の間にも「あ、こんなこと言っちゃいけないかな」という、心理的なブレーキが働くかもしれない。
 政治や社会に対する健全な批判精神を封じ込めるかもしれません。

 私たちは2月22日に「『新共謀罪』に反対する表現者の緊急アピール」を出しました。
 しかし同法案は十分な議論をされないまま、6月15日未明に強行採決され、7月1日から施行されています。

 私たちは表現者の立場から、この法律が「言論・表現の自由」をおびやかすのではないか、という懸念を再度表明します。


2017年10月30日 
 
一般社団法人 日本劇作家協会


http://www.jpwa.org/main/statement/appeal20171030
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『リタイアメン』の日々

2018-01-08 | Weblog
『リタイアメン』、稽古は続いている。

前半は、通してみた。まだまだやることは多い。
(写真は、左から、ナルモン・タマプルックサー、マージ・ロリコ、宗像祥子、マイレス・カナピ、ニコン・セタン 稽古初日の頃のものだから、だいぶ前だ)

今回、共同演出である。

あれ? 共同演出って、したことあったっけ? と思うのだが、思い出せない。
しかも、異言語を母語とする相手と、共同である。

何の心配もいらない。
ニコン・セタンとの共同演出の現場は、なんの不満も違和感もなく、進んでいる。

才能にもセンスにも恵まれたニコンと一緒に仕事をするのは、楽しいことだ。

………

アジア共同プロジェクト『リタイアメン』

作◯清水弥生

演出◯坂手洋二 ニコン・セタン

1月18日(木)~ 21日(日) 森下スタジオ Cスタジオ

国内公演情報

http://rinkogun.com/RETIRE-MEN_Tokyo.html

海外ツアーの情報、英語版

http://rinkogun.com/RETIRE-MEN_Tour_Eng.html
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『じらいくじら』が合唱曲になります。

2018-01-06 | Weblog
こんにゃく座の萩京子さんによって、拙作『じらいくじら』が、なんと、合唱曲になります。

初演が決定。
三月十一日。午後三時より。
広島西区民文化センターホール。
詳細は追ってお伝えします。

『じらいくじら』は、2002年、シンガポールでの〈ランドマインプロジェクト〉合宿中に、書き上げました。
地雷についての世界合作のエピローグになるはずでした。
日本からは、今は亡き斎藤憐、志磨真実のお二人と、参加しました。
ところが、企画自体が頓挫。

地雷についての劇は、燐光群で、2004年、『だるまさんがころんだ』として別な形に結実しました。

『じらいくじら』本体は、2012年、フランスの〈水のフェスティバル〉で、仏語版をフェスティバル主催制作で初演後、同フェスティバルで毎年のように上演されているようです。

浜に打ち上げられたクジラに地雷が植え付けられる、基本はモノローグドラマです。
複数の俳優によって上演するバージョンが作られ、燐光群でも『宇宙みそ汁』と同時上演しました。
その後『内海のクジラ』の一部として、瀬戸内海・犬島で野外上演もしました。

合唱曲になるとは。

期待大です。
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正月ってなんだっけ。

2018-01-06 | Weblog
朝から劇作家協会で会議。
執筆と稽古でたいへんそうな、中津留くんも。
がんばれ。

午後から、今日も『リタイアメン』稽古。

正月という感じがないまま、進んでいる。
正月ってなんだっけ。
まあ、そういうものだ。

写真は、昨年8月、チェンマイでのワークショップ滞在のとき。
夜に移動する、車上(荷台上?)の、作家・清水弥生ら、メンバーたち。
途方に暮れたような顔だが、現在の写真ではありませぬ。

『リタイアメン』開幕後、東京の次はマニラへ。
そしてまたタイに移動、月末にはチェンマイにいるはずだ。
最後はバンコク。
なんという慌ただしさ。


………

アジア共同プロジェクト『リタイアメン』

作◯清水弥生

演出◯坂手洋二 ニコン・セタン

1月18日(木)~ 21日(日) 森下スタジオ Cスタジオ

http://rinkogun.com/RETIRE-MEN_Tokyo.html
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日本劇作家協会「戯曲セミナー」2018年度受講生募集

2018-01-05 | Weblog
日本劇作家協会「戯曲セミナー」2018年度受講生募集!

劇作家協会のめんめんが、直接、講座を持ちます。

………

18年5月末から19年3月初めまで。
水曜日の19時から21時まで。
全30回+公開講座2日の通年講座。
お申込みは2月19日(月)より承ります。

講師の顔ぶれは年度によって変わります。

会場は座・高円寺のけいこ場。

受講料は20万円。やや高額ですが、最後まで通えば金額にご納得いただけるセミナーです。

ぜひ受講をご検討ください。

詳細⇒ http://www.jpwa.org/main/activity/seminar


………

チラシの自分の写真を「近影」に変えるように事務局のK女史に言われているのだが、データを出すとき旅に出ていて、今年も差し替えしなかった。ええ、そりゃ違いますよ。十年前の写真だから。
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「角のボトルは私の居間の机の下にある」

2018-01-05 | Weblog
某国の最高指導者「核のボタンは私の事務室の机の上にある」
私「「角のボトルは私の居間の机の下にある」

某国の大統領「俺だって核のボタンならあるぜ、あいつよりずっとデカくてパワフルで、しかもちゃんと動くやつだ!」
私「「角のボトルはなくなっていたので黒糖焼酎・朝日の一升瓶を出したぞ。足元に置いておくにはでかすぎるやつだ!」

といいながら、じっさい昨夜呑んだのは、某画伯からお歳暮にいただいた東京地ビールである。
やることが多すぎてそれ以上呑んでもいないのだが、深夜の酔狂。

国連グテーレス事務総長が非常事態を警告したのに、なんという不謹慎。




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富士山が見えたくらいでなぜ嬉しいのだ

2018-01-03 | Weblog
新幹線から富士山が見えたくらいでなぜ嬉しいのだ、と思う。
新幹線の車内放送で「私たち乗務員も滅多に見られないくらいの見事な富士山です」と流れたのには、仰天した。

ともあれ、大晦日と元旦のみの稽古休みに帰郷し、二日の早朝に出て東京に戻り、昨日から稽古再開である。
弾丸のような日々である。というほどのこともないけれどね。
今日から稽古はまたフルメンバーが揃う。
清水弥生はまだまだ続く後半の台本直しに悶絶しているが、前半の稽古は楽しくすいすいと進んでいる。

アジア共同プロジェクト『リタイアメン』
作◯清水弥生
演出◯坂手洋二 ニコン・セタン
1月18日(木)~ 21日(日) 森下スタジオ Cスタジオ
http://rinkogun.com/RETIRE-MEN_Tokyo.html
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沖縄は年頭の選挙が大問題。

2018-01-02 | Weblog
今年の沖縄は年頭の選挙が大問題。
1月の南城市長選、ホントになんとかなるのか。ネトウヨ市長の再選を阻止するためには、市民の広い理解が必要なはず。カウンターでなく主流の立場で、もっと事態を明るみに出さねば。
2月の名護市長選も厳しさは増している。現職の稲嶺さん本人はいまもっとも問題のない首長なのだから、どれだけ危機感を共有できているか、工事が始まってしまったことによる「諦念」を払拭するには何が大切か、という問題のように思う。市長の許可がなければ進められない港湾・河川の事項が多く、名護市長の権限で辺野古埋立は阻止できることも広めなければ。
そして、年末からの、県民投票推進派という困ったちゃんたちの登場には、心から脱力する。推進の先鋒を担ぐ若い人に、いろんな人と話しあってほしい、分断の火種にならないようにと、あらためて伝える。過去のたたかいの蓄積を無にする愚行に手を貸していることに、早く気がついてほしい。
3月の石垣市長選は、南西諸島の命運を決する。3月いっぱい仕事びっしりで、駆けつけられないことが、悔しい。
そして1年後は沖縄県知事選が待っている。

沖縄の義母宅は、半世紀ぶりに改築して初の新年。もともと十人が住んでいる家だが、えらく大勢集まっているはず。沖縄の正月にはずいぶんいないのだが、本当に人がいっぱい、集落に親戚があちこちにいるわけで、お年玉の用意が、半端ないのである。
考えてみれば私の本籍地もそうだった。人間が分散していく現実。今のうちにできることは、何か。そのための時間を作らなければ。

村本大輔(ウーマンラッシュアワー)‏が、元旦早朝「朝まで生テレビ」で椅子の上に正座するという珍芸を見せた後、沖縄に渡ったらしく、Twitterで「沖縄の辺野古の座り込みしてる人達を「プロ市民だ」とレッテル貼る人たちがあまりに多いので逆に会いたいと思ってSNSでアポとってお酒飲んできた。プロ市民なんてひとりもいなくて辺野古高江をただ愛してる優しい人達だった。」とのこと。10月に沖縄の基地反対派について「偽善のお面かぶった本物のクズ」「お前の都合のいいように流れを持っていきたいだけじゃないか」と言ったことは撤回するなら、はっきりそう言ってくれ。この人、自身のTwitterのプロフィール写真に、ダスティン・ホフマンがかつての社会批判派スタンダップコメディアンのレニー・ブルースの活動とその死を映画で演じた時の写真を使っているけど、きっと憧れているんだな。

今日からまた〈アジア共同プロジェクト〉稽古。タイ、フィリピンからのメンバー達は、日本の正月を、どんなふうに味わってくれただろうか。

写真は、高江。昨夏。



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