黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

「チックンに行く」と言ってお出かけ(小次郎、初めての冬)

2023-03-07 19:53:23 | 黒柴三四郎の独り言

昨日の夕方、ひめちゃんは、左側に体を傾けてお散歩しました。

遠出せず、早々に引き上げました。

どうも変です

七海ママは、高齢になって、脳の異常と言うことで、動物病院に駆け込んだことがありました。

まさか

急いで動物病院に行って、診てもらいます。

左手の親指の爪が剥がれかかっていました。

そういえば、最近よく舐めてました。

運良く、その場で剥がれて、痛み止めの注射をして、5日分のお薬をもらいました

 

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 「チックンに行く」と言ってお出かけ(小次郎、初めての冬)

 

06.10.15(日)

 小次郎、噛まれる

小次郎は、僕に噛まれた

ミニドッグランで、僕と七海と小次郎で遊んでいた。

小次郎は、昨日追いかけっこして遊んでやったせいか、ちょっと遠慮がなくなっていた

僕が楽しみにして穴掘りしている物干し台の根本を、一緒に掘り始めた

ちょっと不快になり、ガブッと首なし事件をやってしまった

 

彼は大声で泣いた

小次郎はランを出る騒ぎになり、七海も一緒に帰ると言い出した

 

 

06.10.16(月)

 ナナちゃんの砂肝取った

小次郎は、昨夜戻した。

ちょっと体調が悪いらしい。

おかあたんは、今日は硬い物を与えないようにしていた。

おやつの袋の裏にも、「3月未満の幼犬には与えないでください」とよくあるけど、小次郎は時々手に入れて食べている。

ナナちゃんと小次郎は、夜のお散歩に行った。

戻ると、いつものお夜食で砂肝が配られる。

小次郎だけは、ササミだった。

順番にもらったあと、小次郎はナナちゃんから砂肝を奪った。

ナナちゃんは、おかあたんに、「取られちゃった。またちょうだい!」

小次郎は炬燵の下に潜り込み、食べている。

三ヶ月未満の幼犬なのに。

さんざん暴れ回って、ふかふかの長座布団を占領して寝ている

 

 

06.10.27(金)

 ナナちゃん、どうしてここにいるの ?

晴れて暖かい午後だった

おかあたんは離れを開け放して、作品展とかの追い込み中であった。

ふと気が付くと、七海がニコニコして離れに入ってきた

「ナナちゃん、どうしてここにいるの ? 」

おかあたんは、一瞬なにが起こったか理解できなかった。

 

「小次郎はどうしたかしら ? 」

七海を抱き上げて、ミニドッグランを見ると一人で遊んでいる。

「ナナちゃん、すぐお散歩に行くからね。お支度するまでランで待ってて

おかあたんは、脱走箇所を発見した。

水桶の近くで、かつて僕がほった隣が、しっかり掘られていた

小次郎は、よくも脱走しなかったものだ

とりあえず、傍にあった植木鉢でふさいだ。

この事件で、僕とサマンサは、今日はランに出してもらえなかった

 

 

06.10.29(日)

 それぞれが、自分がかわいいと

晴れて暖かい日だった

おとうたんは、僕におやじ臭がすると気にしていた

 

久々に、みんなドライシャンプーをしてもらった。

午後のお散歩は、みんなそろって糸井牧場の東廻りコースだった。

 

帰り道、学習塾の所まで来たとき、「かわいい!」の声がした

経営者の、太めのおばさんだった。

子供もいた。

みんなぞれぞれ、自分が「かわいい!」と言われたと思った。

みんな機嫌良く、家路を急いだ

 

 

06.11.4(土)

 話が違うぞ

午後、珍しく僕とサマンサは家の中にいた。

七海と小次郎は、それぞれのサークルでお昼寝していた。

 

おとうたんとおかあたんは、今日の外出について話していた。

聞いていた僕は、「話が違うぞ」と思った。

今朝、おとうたんは、七海と小次郎を連れて出かけるとき、「チックンに行ってくるね」と言った。

おかしいとは思った。

だって、この間も、同じこと言ってでかけたのだから。

 

実は、七海と小次郎は、ドイツ村というところに行ってきたのだ。

ドイツという国の町並みや生活を再現したテーマパークとかで、ドッグランもあるんだって。

そのドッグランは込んでいた。

小次郎はリードを離してもらうと、すぐに近くにいた小型犬たちと遊び始めた

七海も誘われたけど、ウゥーと歯をむき出しにしてしまい、おかあたんに抱きかかえられた。

小次郎は、けっこう他家の子供たちと遊んだ

七海はしばらくして、やっと胡麻柴ちゃんと鼻をつき合わせてみただけだった。

三つ子の魂百まで、ちっちゃいうちの体験は大切だ

 

 

06.11.21(火)

 よい子のふり

「よい子のふりをするのは大変だったろう。」と、おとうたんは小次郎に言った。

夜、台所でのことだ。

今日、七海と小次郎はシャンプーに行ってきたのだ。

小次郎は、爪もきれいに切ってもらっていた。

よい子だったらしいのだ。

家では、ますます凶暴になっているのに 

 

出かけるとき、サマンサは抗議した。

「何でまた七海と小次郎なの

おとうたんは、「チックンに行くんだよ

サマンサは、納得していなかった。

 

帰りに、焼き芋屋さんに寄った

焼き芋屋さんのおばさんは、おかあたんの車を見て、頭の上で手を組んで丸を作った。

いつもお芋を買う人なので、ありますよと合図したのだ。

でも、理解してしまった。

焼き芋いつも買ってくれるおばさんちは、犬も食べているのだと。

もちろん、僕とサマンサもおやつにわけてもらった。

 

 

07.1.3(水)

 小次郎スーパードッグデビュー

七海と小次郎は、おとうたん&おかあたんと、ジョイフルホンダに行った。

カートに乗って店内を散策、「かわいい黒柴ちゃん」と、手が何本も出てきた。

小次郎は少し緊張して、乗り心地はいまいちだったようだ。

ナナちゃんは2回目なので、身を乗り出してその場の雰囲気を楽しんでいた

 

 

07.1.5(金)

 真冬のドイツ村

七海と小次郎はお出かけた。

「チックンに行く」と言っていたけど、実はドイツ村に行って来たのだ。

そこは、車で15分くらいの所にあるテーマパークで、ドッグランもある。

おとうたん&おかあたんは、なんと年間パスポートなるものを購入した

何度も行くつもりらしい。

真冬のこととて、たぶんワンコはあんまり来てないだろうから、僕とサマンサも連れて行こうかという話も出たけど、ちょっと心配だからということで、チビズだけで出かけた。

予想通り、ドッグランには誰もいなかった。

小次郎は、輪くぐりや段飛びもこなした

ドッグランの遊具を使って遊べるのだ

アスリートとかいうのかな。

七海はなぜか覚めていた。

ランを出てゲートに向かっていると、服を着たボルゾイを二頭連れたおばさんと出会った。

「お帰りですか?」

今日はほんとにワンコがいなかった。

 

 

 おさらがはずれた

夕方、おかあたんとサマンサが裏の道に出ると、おとうたんと男組(僕&小次郎)と七海がいた。

だいぶ前にお散歩に出たはずだったのに。

「ナナちゃんが歩かない」と。

サマンサが来たので、七海は頑張って歩いたけど、いつもの草むらまで来たとき動けなくなった

MUUHOUSEから約500mくらい、七海が歩いて戻るのは無理ということで、サマンサとおかあたんは車をとりに戻った。

サマンサは、またお散歩のやり直しをするからと説得された。

 

七海を連れてMUUHOUSEに戻ったおかあたんは、動物病院に電話した。

幸い今日から診療していた

七海を連れて急いだ。

 

病院の先生は、七海の左後足を、やさしく丹念にさわった。

「おさらがはずれてました。今入りましたよ

「え、そんなに簡単に入るものなんですか ? 」

「先天性の場合もありますが、今までなかったので何かの力が足にかかったのでしょう。痛み止めの注射をしておきます。それから習慣性にならないように三日間お散歩はしないでください。」

小次郎は、七海に遊んでもらえなくなった

 

 

07.1.22(月)

 納豆事件

ここ一週間スーパーから納豆が消えた

でも、昨日ダイエットに効くというのはうそだとテレビで言い出した。

おかあたんも、「さくらもーる」に行ったけど買えなかった

 

 

 

三四郎も小次郎も、7月生まれでした。

6歳の年齢差があったので、順位を争っての喧嘩はありませんでした。

子どもの頃の小次郎は、案外イバリンボだったようです。

後年、落ち着いておとなしいパパのイメージとは、ちょっと違う、元気な自己主張する子供だったようです。

 

赤城南面にあったドイツ村には、よく行きました。

初めは、七海と小次郎で行って、そのうちに、三四郎・サマンサも行くようになりました。

07年秋のドイツ村のドッグランでの、七海と小次郎です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小次郎がやって来た

2023-03-04 20:59:33 | 黒柴三四郎の独り言

昨日、ひめちゃんとタバサねーちゃんは、久しぶりに常広寺に行きました

開基・本橋院殿の供養塔と隣の六地蔵さんのお花を取り替えてきました。

暖かい日でしたけど、日陰は寒かったです

本橋院殿の供養塔と六地蔵さんには、昨年、銅板葺きの屋根がつきました。

まだ、「あかがね」の屋根です。

銅って、本当に「あかがね」です

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 小次郎がやって来た

 

 

06.9.9(土)

 小次郎がやって来た

「三四郎、ただいま! 小次郎だよ

「サマンサ、ただいま! 小次郎だよ

「ナナちゃん、ただいま! 小次郎だよ

 

昨日の晩、おとうたん&おかあたんは、子犬を連れて帰ってきた。

聞くところによると、おとうたんは助手席でずっと小次郎を抱いてきたとか。

 

時間がちょっと遅くなっていたので、先にご飯が配られた。

小次郎は、小さなサークルに入れられた。

小次郎のご飯は、ふやかさなくてはならないので時間がかかる。

「早く寄こせ、腹減った」と、かすれた声で叫んだ。

たった一人で生まれた家を出て、Fさんとこで二晩過ごした。

夜泣きのしすぎで、声がかれてしまったようだ。

昼間から家の中に待機していた七海は、ちょっと威嚇している

でも、急にお姉ちゃんになったみたいだ

 

今朝、七海は、お腹の赤い傷が直らないのでお医者にいった。

そして、そのまま家の中にいた。

 

小次郎とおしりのニオイをかぎあったりしてしだいにうち解け、遠慮がちに追いかけっこしている

小次郎も、だんだん七海の後をついて回り始めている

 

 

06.9.16(土)

 大きくなったね

小次郎は、一週間ですっかり大きくなった

しわがれ声も直り、時には大騒ぎしている

七海は、小次郎の教育係ということで、一日のほとんどを家の中で過ごしている。

2人のプロレスゴッコは、サマンサが心配するほど激しい

例の知育グッズのボールも、銜えて振り回したり、追いかけたりしている。

ぬいぐるみはもちろん噛んだり、振り回したり。

靴下も見つけ出して、ひっぱりっこしている。

 

オシッコも、だいたいシーツの上で出来るようになった。

今日あたりから、ウンチもシーツの上にしている。

 

 

06.9.20(水)

 あたち、満足よ

朝、七海は、おとうたんをおかあたんと一緒に送って来た。

帰りは、僕とサマンサが、連れていってもらった

 

おかあたんは、お使いがあると言って、スーパーに寄った。

僕たちは、車の中で待った。

込んでいて、ちょっと不安だった。

間もなく、両脇にも車が止まった。

でもみんな忙しいのが、僕たちに関心を寄せる間もなく、お店に吸い込まれていく。

おかあたんの姿が、やっと見えた

サマンサは、ほっとした表情を見せた

 

おとうたんの職場に着いてメールしようとしていたら、本人が現れた。

僕たちは歓迎した。

車から降ろしてくれて、ちょっとだけお散歩してくれた

車に戻ると、サマンサは後ろの座席からおかあたんに、「うれしい、あたち今日は満足よ」と 何度もキッスをした。

 

 

06.9.24(日)

 初めての本格的早すぎるお散歩

昨日の朝、小次郎は、往きはおとうたんに抱っこ、帰りは自分で歩いた。

七海がウンチを済ませるとUターンしたので、さほどの距離ではなかったけど。

 

そのあと、美容院に爪切りに行ってきた。

七海も付き添いで行った。

猫の爪のように恐ろしく伸びていたので、みんなほっとした

家では威張りまくりだけど、この時ばかりは震えていた。

帰りの車の中でも、しばらくは震えたままだった。

 

七海は、「ナナちゃん、今度ね」と言われて、ちょっと拍子抜けしたみたいだった。

今朝は、おとうたんが、「めんどくさいからみんな連れていこう」と提案した。

小次郎は行く気満々だ

 

みんな準備が出来て、裏の道に出た。

おかあたんと僕とサマンサが第一組、おとうたんと七海と小次郎が第二組だ。

小次郎はリードに絡まりもせず、最初から上手に歩く

おかあたんは、「まだ2回目 のワクチン接種も済んでないし、蚊も心配だからすぐに帰ってね。」と言った。

ところが、小次郎は抱っこもされず、短い足で大地を踏みしめ歩いてくる、どこまでも

ハアハア息を切らしながらも、抱っこを拒否した

サマンサも、うれしそうだ

群として行動する本能のめざめか ?

ついに完走した

 

 

06.10.3(火)

 僕の缶詰、少ない

ナナちゃんは、また皮膚炎のお薬をのんでいる。

犯人は、小次郎の爪と牙だ。

おかあたんが心配したとおり、また皮膚炎になってしまった

 

でも、七海は小次郎をかわいがっている。

さてそういうわけで、お薬を飲んでもらうため、子犬用缶詰に混ぜるという方法がよくとられる。

七海だけ缶詰ご飯というわけにもいかず、みんなにも少しずつトッピングしてもらえる

「三四郎、サマンサ、七海、小次郎。」と配られても、小次郎は自分のは見ようともしない。

七海のとサマンサのを比べている。

「ナナちゃんの方が多い

自分のをみて、「僕のは少ないよ」とおかあたんを見上げた。

 

 

06.10.9(月)

 おかあたんが付いていながら

おかあたんが付いていながら、僕のお部屋はテラスの端に移動させられてしまった

小次郎のお部屋を作るということで、西からサマンサ、七海、小次郎、僕という順に並ぶことになった。

 

サマンサのお部屋の西側には大きなよしずがかけてある。

東は僕に守ってほしいんだって。

 

昨日おとうたんおかあたんは小次郎のサークルを買いに行ってきた。

今日、秋晴れの午前中、僕と七海と小次郎はランに、サマンサはおうちの中に入った。

その間に、テラスの大掃除と大改造が行われたのだ。

 

そしてなんとおかあたんがついていながら、僕のお部屋はテラスの端に移動させられてしまったのだ

「三四郎が一番大好きだよ」と、いつも言っているおかあたんがついていながら。

僕はサマンサが来たとき、ショックでお散歩に行っても歩けなくなった。

おかあたんは「三四郎が一番すきだよ」と言って、抱っこしてお散歩してくれた。

さすがに三頭目の後輩ではすねているわけにもいかず、当たらず触らずにしているけど。

サマンサのサークルが組み立てられている時、嫉妬に狂った僕は自分のサークルから抗議しようとして鼻をつっこみ抜けなくなった

おとうたんにやっと抜いてもらったけど、骨が折れたひびが入るかして腫れた。

その後収まったけど、鼻筋は通らなくなった

 

もやしっ子の小次郎は、初めてミニドッグランでいっぱい遊んだ。

僕が近づくと、七海は心配そうに中に入る。

夕方は、みんなでお散歩に行った

 

 

06.10.12(木)

 新しいおうちだじょ~

昨日、小次郎はついにおうちを買ってもらった。

ミニドッグランにある古いのでもという意見もあったけど、おかあたんはセキチューでカナディアン風とか言うのを買ってきた。

組み立てがけっこう大変で、薄暗くなってからやっとできた。

朝のお散歩から戻って、自分のお部屋に新しいおうちがあるのを見て、小次郎はうれしそうだった

誰かのお古ではなく、誰とも違うみどりの屋根のおうちだもの

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空白の20分

2023-03-01 20:11:45 | 黒柴三四郎の独り言

暖かい朝です。

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出て、山上城跡公園を歩いてきました。

浅間山の雪も溶けかかってます。

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

空白の20分

 

 

06.6.5(月)

 ビーちゃんと15匹の猫

朝、おとうたんを送ったおかあたんは、久しぶりにアライ農園に寄った。

無農薬のお米を買うためだ

ビーグルのビーちゃんは、相変わらずスリムなバディで元気そうだった

ふと、子猫が目に入った。

それもウジャウジャ

この前寄ったとき、ビーちゃんの廻りには3匹の猫がいた。

全部♀で、みんな同時にママになったらしい

3匹の親がそれぞれ4匹ずつ生んだので、15匹になったそうだ。

ビーちゃんは犬だから、パパではない。

パパは?

「猫は嫌いではないけど、これ以上増えるとね」と、ビーちゃんのママは顔をしかめる。

 

 

06.6.8(木)

かわはぎ

泣きそうで、なんとかもっている空だった。

午後2時過ぎに、おかあたんは帰ってきた。

大急ぎで、みんなにお昼を配った。

ササミジャーキィとかわはぎの干物だった

大きな干物(実は小さなのをいっぱい合体させている)を、半分に切ったのが配られた。

 

みんな悪戦苦闘して食べていると、生協さんの配達がやって来た

「噛むのが大変そうですね。」

「かわはぎの干物を食べているんです。」と、おかあたん。

人間もかわはぎの干物を食べるそうだけど、僕たちがおいしいけど苦労しているのわかったかな。

折から、小雨が降り出したし、配達時間が遅れているので、彼は遊ばないで帰ってしまった

 

サマンサとナナちゃんは、お座りして舌なめずりして、もっとちょうだいをした

 

 

06.6.15(木)

 ニナちゃん

ナナちゃんは、シャンプーに行った。

今回は、僕とサマンサはお留守番だった。

おかあたんだけで帰ったので、サマンサはちょっと心配した。

「七海は捨てられてしまったのかな」と。

 

1時間ほどで電話があり、おかあたんは迎えに行った。

お店の中のゲージに、ちっちゃな白いチワワがいて、しきりにシッポを振っていた

ナナちゃんは、おかあたんを満面の笑顔で迎えた

チワワが気になったおかあたんは、ナナちゃんと一緒に「こんにちは」をした

「女の子ですか ? 何ヶ月ですか?」

「はい。3歳くらいです。」

「お名前は ? 」

「ニナです。」

その下のゲージには、交配のために預かったというダックス。

レジ脇のソファには、フレンチブルドッグの女の子がいた。

 

折から雨が降り出した

せっかくシャンプーしたのに、夕方は、ぬれぬれのお散歩になるのであった

 

 

06.6.22(木)

皮膚炎になっちゃった !

最近、かゆかった

おとうたんは、変だと思っていた。

おかあたんは、今日僕が夕方のお散歩中にゴロンした時、愕然とした

僕の口のあたりが、ハゲ始まっていたのだ

あごだけでなく、上唇まで始まっていた

なんとしても、お医者に行かなくては。

昨日に続いて、またいしはら動物病院に行くことになった。

 

おとうたんのお迎えにいって、最短距離を捜して急いだ。

今日はタイミング良く、すぐ診てもらえた

虫が付いていることもあると、口にテープがつけられた。

はがして顕微鏡でみてもらったけど、いなかった。

ウィルス性のものらしい。

ナナちゃんがなったのと同じみたい。

背中に2本注射されて、かわいい猫の絵の袋に「三四郎さま」とかかれたお薬をもらった。

今夜は、缶詰ご飯だ

 

 

06.6.26(月)

 お薬たべてまふ

おかあたんは、缶詰ご飯も何日も続くと、僕が食べなくなると考えた。

今朝から、卵ご飯にお薬が混ぜて出された。

ちょっと苦いけ、何故か食欲が出て僕は食べてしまった。

かゆみも収まった。

お薬たべてまふ

 

 

06.7.4(火)

 空白の20分

実はサマンサは5月18日の夕方、20分ばかり脱走した

生理の15日目で、きわめて妊娠の確率が高い日にである

ちょうどそのころ、どこの馬に骨ともしれないヤツが、フェロモンに誘われてやって来た。

サマンサやナナちゃんにとっては、あこがれの君ではなく、テリトリーの侵入者だった

おとうたんが居間のガラス戸を開けた途端、サマンサはすっとび出した

呼べど叫べどサマンサは帰って来なかった

 

おとうたんは、東の垣根の向こう側に、恐怖におののく♂犬のあらい息づかいを聞いた

 

サマンサは、南に走り去っていた。

おかあたんは念のため、レオくんやゴルビーの所を見に行った。

20分ほどして、南に追っていったおとうたんは、意気揚々と引き上げてくるサマンサと再会した

 

サマンサは先月の末、動物病院にワクチン接種に行った。

おかあたんは、この事件が気になっていた。

先生に話したら、7月初めに連れてきてと言われた。

 

そして、今朝おとうたんを送った足で、サマンサと寄ってみた。

まだ9時前に到着、一番乗りだった

先生はお腹を丹念に調べ、「赤ちゃんの心音も聞こえないし、お腹も大きくなっていない。交尾はしてこなかったようですね

空白の20分は、何もなかったらしい

 

06.7.8(土)

 シャンプー 

僕は、本当に久しぶりに、シャンプーしてもらった。

今朝お散歩の後、おとうたんにお風呂場に連れて行かれた。

換毛がなかなか終わらず、うっとうしい毎日だったのでうれしかった

「おやじくさい」なんて悪口も、聞こえていた

時間をかけて丁寧に洗ってもらって、最後に湯船に放り込まれた。

思わず、犬かきをしてしまった

その後、ミニドッグランに乾かすように連れて行かれた

 

続いてサマンサの番になった。

さんざん騒いだので七海が心配して、「サマンサ大丈夫??」と大騒ぎした。

お風呂から出てくる態度が急変した。

「ぶっころしたる

 

 

06.7.10(月)

 大脱走

夕方、おとうたんとおかあたんは車で家路を急いでいた。

レオ君ちの前まで来たとき、おとうたんは、はっとした

道ばたに、お座りしているワンコを発見したのだ。

「三四郎!」

車が止まった。

おとうたんが降りてきた。

「三四郎、速く車に乗って!」。

左後ろのドアが開いた。

僕は飛び込んで、いつもの指定席ハッチバックの上に陣取った

 

間もなくうちに着いた。

おとうたんが降りようと誘ったけど、僕は降りなかった。

おかあたんは、おとうたんをお迎えに出かけるとき、僕とサマンサをミニドッグランに入れていった。

僕は、フェンスの下をまたもや掘って、脱出していたのだ

サマンサは附いて来なかった。

よい子でそのままランにいた

 

おかあたんは僕のために、中学校の廻りをドライブしてくれた。

でも降りたくなかった。

しばらくして、みんなでお散歩に行くとき、仕方なく降りた

 

 

06.7.14(金)

 何者じゃ?

七海は吠えた。

カレンダーの犬に。

居間のカレンダーが6月のままだったので、1枚めくられたときのことだ。

おかあたんはマルチーズが写っている破られた1枚を、ナナちゃんに見せたのだ。

「は、何者?」身構えて吠えた

続いて首を伸ばしクンクン。

 

サマンサも見せてもらった。

「なあんだ。つまらん!」

冷静だった。

 

それにしても暑い

僕のお部屋の屋根には、日よけがのっていない。

サークルの上におとうたんが載せてくれた、よしずも破壊してしまっていた。

おかあたんが何度打ち水してくれたけど、焼け石に水だ

 

ちょうど梅雨時でテラスに傘がいっぱいでていた。

おかあたんは、それを広げてなんとか上の方に引っかけてくれた。

一応、僕の部屋は日陰になった

 

 

 

サマンサに何事もなくて、良かった

犬にも好き嫌いがあって、そうむやみに♂を受け入れるものではなさそうです。

 

いつまで、おとうさんの送り迎えをしていたのか記憶がありません。

よく頑張りました。

犬たちがいてくれて、元気をもらっていたのです

 

それにしても三四郎は、よく脱走していました。

獅子丸は、三四郎とは他人ですけど、行動パターンは三四郎を彷彿させるっことがありました。

 

暑い夏でした

もうじき、小次郎がやって来ます

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犯人はおまえだ!

2023-02-27 21:14:21 | 黒柴三四郎の独り言

ひめちゃんは、堀之内を西に出て、山上城跡公園(山上城三の丸)に回り込みました。

ロウバイの黄色い花も、少し色あせてきました。

 

帰り道、どうしてもケンくんちにの方に行きたがります。

逢えないけど、病気からの復活を祈って、通ります

 

夕方のお散歩で、ケンくんちのおばあちゃんに逢いました。

「ケンくん、どうですか?」

「亡くなったよ。2週間くらい前かな。」

「ええツ

ひめちゃんも・タバサねーちゃん大好きだったケンくん、もう逢えないんだね

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

06.4.26(水)

 狂犬病の注射

今年は桐生市になったせいか、少し早めに狂犬病の注射の日がやってきた。

おとうたん&おかあたんは、なるべくこの日を僕らに知らせまいとしているが、ちょっとした会話から漏れてくる。

昨日は、まさにその日だった。

 

10時半に、僕とサマンサは、おとうたん&おかあたんと、車で出発した。

地区の集会所に着くと、顔見知りの女の子がもう来ていた。

間もなく獣医師と役所の人たちがやって来た。

準備をしているウチに、マロンちゃんが登場した。

久しぶりなので、後ろに回って軽く挨拶した

 

注射が始まった。

僕たちを見た係のおばさんは、「この色の犬は、珍しいよね! 親子ですか?」と言った。

「他人です。もう一匹いるんです。後で来ます

サマンサが、逃げ腰でさんざん暴れたけど、先に抱っこされて、おしりにブチュッと注射された。

おかあたんがリードを替わって、「さあ帰りましょ。」と、車に連れていった。

その間、僕は観念してじっとしていた。

僕もだっこされてブチュッ。

今年の大行事も完了

 

お家に帰って、ミニドッグランに入れてもらった。

 

おとうたん&おかあたんは、続いて七海を連れて行った。

車から降りてひょこひょこ歩く七海に、おばさんは「まあかわいい

キョロキョロしたけど、たいして暴れもせずブチュッ。

 

それにしても、ここの集会所はすいていて助かる

いつか紅ちゃんちの近くの集会所に行った時は、とても混んでいた

 

みんな戻って、おとうたんおかあたんが一休みしていると、雨の音がした。

本降りになったので、僕たちもお部屋に戻された。

何度か雷鳴がした。

このあとの予定地区の子達は、どうしたのかな。

雨が降ろうが槍が降ろうが、予定の時間に注射だろうな。

 

 

06.4.27(木)

 犯人はおまえだ!

僕は、ちょっとした隙に脱走した。

ことの顛末はこうだ。

 

朝、みんなでお散歩に行こうとしていた。

門を出ようとしたとき、おとうたんは僕の首輪がよじれていることに気づいた。

直そうとした時、七海が飛びついた。

僕はすっと身をかわした。

自由になった

家の周りではあきたらず、イイズカさんちの方まで出かけた。

いくら呼ばれても、戻らなかった。

おかあたんが車で来たけど、乗ってやらなかった。

おかあたんは、「一人で生きて行きなさい」と、車をもどした。

僕も、おかあたんの車を追いかけて、ミニドッグランに入った。

おとうたんがやってきて、僕は御用となった

おとうたんは、七海に言った。

「犯人はお前だ!」と。

 

この間見た、テレビドラマでの決めぜりふを、真似なのだ。

お散歩のやり直しが始まる直前、雨が降り出した

 

 

06.4.29(土)

 公園デビュー

七海だけ、フラワーパークに連れて行ってもらった

数日前、リニューアルオープンのチラシを見たおかあたんは、「犬も入園可なんだって」と、おとうたんに言った。

それで「では、ナナちゃんを連れて行ってみよう」ということになったのだ。

北ゲートに着いてみて、びっくり

車がいっぱいだったのだ。

昨夏には閑古鳥がないていて、「南ゲートにお廻りください。!」と閉まっていたのに。

ナナちゃんも入園料200円を払って、エチケットセットなるものを受け取り(ようするにウンチは持ち帰れ!ということらしい)、晴れて公園デビューした

チューリップの花盛りで、ほんとうにいろんな種類たくさんの花が咲いていた。

親ばかのおとうたんは、花を背景にナナちゃんを撮りまくった

あちこちで「かわいい

竹藪の前で、「かぐや姫になろう!」とハイポーズ

黒柴を飼っていたことがあるというおばさんに、「姫にそっくりだ。チューをして」とせまられたり。

 

 

06.5.2(火)

 ご飯がないよ

朝早くからの雨が、やむ気配がなかった

おかあたんは仕方なく、ご飯を先にしようとみんなに配った。

何故か食がすすみ、全員平らげた

雨はいっこうにおさまらない

 

お仕事に出かけるおとうたんの都合があるので、みんなで出かけた。

帰ってみると、ご飯がなかった

よく考えると、さっき食べたのだ。

サマンサと七海は、「ご飯がない」と怒っていた。

おかあたんが慌てて、ササミジャーキィを出してくれた

 

 

 病院にて

今日は、フィラリァのお薬をもらいにいく予定になっていた。

雨だからすいているだろうと、みんな思っていた。

2回にわけて、朝には七海、夕方はサマンサと僕が行った。

 

七海が小雨の中病院に行くと、先客が3人ばかりいた。

七海は待合室で待てる子なので、おかあたんと中に入った

そしていすの上に、おかあたんの隣に陣取った。

その隣のおばちゃんが、「かわいいね 何歳だい?」

「この6月で2歳です。」

「ちゃんとしたブリーダーで買ったんだろ! うちのも柴なんだけど、いい加減な人でねえ。血統書代五千円もはらったのに、ついに届かなかったんだよ。」

「車の中で待っていた子ですか?」

「そうさ。今一週間にいっぺん注射に来ているんだよ。黒柴いいねえ!」

そんな話をしていると、さらに隣のおじさんが、「うちのはちゃんとしたブリーダーさんから買ったんですよ。おばあちゃんまで見て買ってきたんです。」と言う。

ミニチュアダックスの、なんとかという毛色で、めったにいないそうだ。

確かに焦げ茶なんだけど、お腹がグレーの斑点でいっぱいだ。

 

診察室から、ピンクの服を着たチワワが出てきた。

おじさんは、「コマーシャルの犬だね」と言った。

ついこの間、その会社は何か問題になったようだけど。

 

赤柴君の番が来て、おじさんと診察室に入っていった。

赤柴君が出てくると、おばさんは、「おとうさん、かわいい黒柴ちゃんだよ。七海ちゃんていうんだって。今度は黒柴にしようか!!」

 

夕方、僕とサマンサは、おかあたんとおとうたんをお迎えに行った。

その足で病院に廻った。

雨の日の夕暮れさぞやすいているだろうと思いきや、とんでもなかった

駐車場いっぱいだった。

外で待っているワンコもいた。

おかあたんには、肌寒かったけど外で待つことに。

30分ほど待って、「次です」。と言われた。

 

サマンサが逃げ回ったので、おかあたんは抱っこして中に、ついでに僕もおとうたんに抱っこ。

診察台には、僕が先に上げられた。

観念して抵抗しなかった。

ボディチェックして健康診断のあと採血、「フィラリア予防できてます。」と言われた。

後はお薬もらうだけだ。

サマンサはこの期に及んで往生際が悪い

看護婦さんまで応援にきて、押さえつけた

お医者さんにも、「七海もできた。三四郎もできた。サマンサがんばれ!」と言われ、やっとこさ終えた

 

 

06.5.6(土)

 犯人はお前だ2

七海の首輪が抜けた

初体験だ。

すれちがった茶色の犬の後を、追いかけていった

おかあたんが、「ナナちゃん、おいで。」と、腰を落として呼ぶと戻った

濃厚のキッスの嵐で、おかあたんを襲った

夕方のお散歩で、サマンサがすれちがった犬に吠えかかった。

飼い主はリードを短めに、しっかり引いていた。

ちょっとした拍子に、七海の首輪が抜けたのだ。

おとうたんは、サマンサに言った。

「犯人はお前だ

 

 

06.5.9(火)

 特等席

七海と僕は、おとうたんのお迎えに連れて行ってもらえることになった

車に乗り込むとき、ちょっと七海が先になってしまった。

さっそく特等席(後部座席のハッチバックのとこ)にすわって、満面の笑みを浮かべている

サマンサだって、一度も座らせてないのに。

もちろん彼女もかつては登りたがった。

でも、僕は許さなかった。

なぜか、七海には許してしまった。

「僕も登らせて!」と割り込んだら、狭いので、七海は後部座席に落ちてしまった。 

 

そうそう、今日からしばらくあの「アイフル」が営業停止だって。

 

 

06.5.20(土)

 夕立

今日は暑い日だった。

そして、午後早々と、空がおかしくなり始めた。

3時頃雷鳴がとどろいて、雨が降り始めた。

けっこう近くに落雷しているらしい

おかあたんは、昨年の夏の反省で、はやばやとパソコンの電源やテレビの電源を抜いた。

ゴロゴロドカンとなるたびに、ナナちゃんはピイピイ泣いた

「恐いよ恐いよ」と訴えて、家の中に収容された。

けっこう長く続いて、大輪のクレマチスはずたずたに傷ついた

雨の当たり方が悪かったらしい。

収まってから、みんなでお散歩に出かけた

 

 

 

桐生市に合併したのは、この頃だったんですね。

合併の賛否を問う、住民投票なんぞはありませんでした

まさか、40億もの持参金を持って行くとか、バス路線は廃止・役場から群銀のキャッシュコーナー廃止なんて

知りませんでした

おとうたんは、くも膜下出血から復活して、前年4月から職場復帰したはずですけど、まだ朝晩の送迎をしていたのです

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日という時間

2023-02-26 13:56:21 | 黒柴三四郎の独り言

柴犬との生活も、22年半になります。

基本的に、みんなテラスに各自用のサークルを置いて、その中にハウスを入れて、それぞれのお部屋という形で生活しています。

狭いながらも、各自のお部屋です。

冬場は、ハウスに床暖マットを入れて、真冬にはさらに、ハウスに毛布を掛けます。

夜は湯たんぽも入りました。

でも、この冬は、厳冬です

11歳になったひめちゃんと14歳半のタバサねーちゃんは、夜は室内犬で室内用ベッドに湯たんぽを入れてもらってます。

昼間も、お部屋で湯たんぽを入れてもらってます。

 

こんなに寒い冬は初めてです

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 

明日という時間(サマンサは明日ね)

 

06.1.3(火)

 おとうたんダウンコートを焼く

おとといの元旦から、おとうたんは樫の木やその他いろいろやたら燃やした。

確かに片づいた。

ふと見ると大切な、冬にはなくてはならないダウンコートに飛び火の跡が

いつも着ていて、お散歩の時もお仕事の時も、お出かけの時も必需品だった

おかあたんにすれば、お出かけ用にしておいてほしかったのに。

 

2人は、仕方なく、昨日ユニクロに出かけた。

でも、もう好みの色・サイズはなかった

冬物バーゲンの時には、えり好みなんてしていられないのだ。

この真冬どう乗り切るのかな

 

 

06.1.7(土)

 七海のシャンプーにみんなで!         

おかあたんが車のエンジンをかけた。

「今日は誰かな。」とみんな神経を集中した。

 

「今日はナナちゃんシャンプーにいくのよ」と、おかあたん。

がっかりする僕たちに、「みんな連れていけばいいがな」とおとうたん。

僕が最初に後部座席に乗せてもらい、続いてサマンサが乗る。

サマンサは大喜びだった

そして、おとうたんがナナちゃんを抱いて、助手席に乗り込むと、「この子も行くの?」とちょっと不快な顔をした

僕はうれしかった

 

車で10分ほどのペット美容室に着いた。

建物の外の檻に、何頭かの犬がいて歓迎していた。

こいつらはずっとここにいて、来る人見てるのかな。

ちょっと緊張した

ナナちゃんは、おとうたんに抱っこされて店の中に入っていった。

「置いて行かないで」とも言わずに、お姉さんに抱かれてトリミングルームに消えた

 

家に戻って、ミニドッグランに入れてもらった。

サマンサはフケが出ていて、換毛が始まったらしい。

おとうたんはブラッシングを開始した。

かなりの抜け毛だった。

厳寒の中ではや春の気配を感じているのかな

 

いつかの春先、僕の抜け毛をカラスがとりに来たことがあった。

まだそんな季節ではないのか、カラスは抜け毛を運んでいかない。

 

 

06.1.9(月)

 サマンサVS七海の大げんか

今日は、久しぶりに暖かい日だった

僕とサマンサが、ミニドッグランに入った。

ナナちゃんは、「なんでサマンサが先に入るのよ、ブヒィブヒィ」と文句を言った。

後から、ナナちゃんも入れてもらった。

しばらくは、平和に過ぎた

 

ナナちゃんは、おとうたんが新しく入れてくれた藁(ワラ)で遊んでいた。

突然、サマンサが襲いかかった

ナナちゃんは、顔を食われているようにみえた

 

おとうたんが駆け寄り、サマンサの首輪を持って引っ張り上げた。

七海がシッポに食いついていた

 

おかあたんも駈け寄り、ナナちゃんを抱っこして、お部屋に引き上げた。

流血の惨事には至らなかった

 

でも、2人ともしばらく右の前足が地面につけなかった

サマンサの方が、ダメージが大きかった

お部屋に帰って、お昼になっても不機嫌で、隣のナナちゃんに吠え続けた

夕方のお散歩になっても機嫌は直らなかった

僕にも、ウゥーと威嚇した

クワバラ、クワバラ

 

 スドーブはバリアー

僕は、ストーブは嫌いだ

サマンサは平気だ。

冬の子で、暖房の中で育ったためらしい

ナナちゃんも嫌いだ。

この冬はキッチンと居間の間に、キッチンに向けて、ストーブがある。

中で過ごすことが多いナナちゃんも、ストーブがついていると、足が止まってしまう

 

おかあたんがテーブルで何かつまんでいても、ストーブの後ろから遠慮がちに顔を出す

ちょうどストーブが、バリアーのようになっているのだ。

 

僕は7月、ナナちゃんは6月の生まれ、夏の子だからかな

 

 

06.1.23(月)

 突然に朝の雪

朝のお散歩も終わり近くに、風花がたくさん降ってきた。

まもなく、本降りの雪となった

おとうたんがお出かけのころはすでにつもり始めていた

おかあたんは「もう滑りそうよ」と、注意して運転して出かけた。

明け方に、路面の温度が下がった所に降り始めたせいか、凍結も始まっていた

滑ってうまく走れない車もあった

どこまで降っているのかと思ったけど、赤堀も同じ、伊勢崎も同じだった

 

おかあたんはおとうたんを下ろして、いつもの帰路につく。

両毛線の高架橋を、のぼりあぐねている青いマーチがすぐ前にあった

引き返したくとも、後ろにキューブが来ていた

「ギブアップしてます」というように、停止灯がピコピコしていた

滑り落ちては、来なかった。

1~2cmずつ、ゆっくりゆっくり、超スローでなんとか登っていった

 

頂上過ぎると、まあ走り出した

いつもより朝の帰宅に時間がかかったけど、無事帰れて良かった

ほんとうに寒いので、僕もサマンサも小屋から首だけ出しておかえりをした

この後、思いがけず、明るくお日様が出て、ほとんどの雪が溶けた

 

 

06.1.25(水)

 今日はあたちの番よ

朝、サマンサはお座りして、出発を待っていた。

昨日は、七海がおとうたんの出勤に同行した。

サマンサも行きたがったけど、おかあたんは、「明日サマンサね」と諦めさせた。

おかあたん何何も言わなかったけど、車のエンジンがかかる前にお座りしていた

サマンサは静かに乗り込んだ。

「今日はあたちの番よ」と勝ち誇っていた

サマンサには、明日という時間がわかるのだ

 

 

 

若い頃の三四郎&サマンサの写真が出てきました

強そうな、サマンサねーさんです

サマンサねーさんがいたから、ちびでやせっぽちだった七海が、たくましく成長出来たのです。

サマンサ、ありがとう

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする