旅に出たい。
といっても、そんな旅といえるほどの遠方にではない。
どこか近場の郊外の風景のいいところで、一日、のんびり過ごしたい。
最近、そんなささやかな享楽もなくなった。
秋の晴れた一日、是非、こうした一日を持ちたいものである。
やまひえて芒の野にあり妄念や 素閑
心なへ首を垂れたる芒かな 素閑
大菩薩高嶺に続く芒原 素閑
風なぶる芒の穂にぞ心病む 素閑
芒なぎ酒瓶転がし空仰ぎ 素閑
赤茶けた書に挟まるる芒の穂 素閑
赤く染む西の空向く芒かな 素閑
風飛ばす芒に軽ろし命かな 素閑
両菩薩芒に埋もれ笑み満つる 素閑
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