しどけは方言です
正式には、キク科の多年草で和名はモミジガサ、方言にはシドキ、シドケ、シドキナ、シンドキ、キノシタ、トウキチ、スドケ、シトキなどいろいろな呼び名があり、東北地方では一般的にシドケと呼ばれている。
原産地は日本と思われる。日本での植生分布は北海道、本州、四国、九州など全国至るところに自生している。低山帯から標高2,000mくらいの高山まで広く分布し、湿気のある林内を好み、原野、山麓、河岸、谷間、山間、森林地帯などの東側や北側斜面など西日の当たらないところに群生している。このことからみても、外国から渡来したものでなく、日本各地が原産地と考える。
(食べ方)
しどけは独特の香りが春を感じさせてくれます。
おひたし・和え物(葉と茎の部分を別々にゆでるのがよい。)が一般的でさっとゆでて鰹節をまぶし醤油で召上ると味わいが深い。和え物ではマヨネーズや酢味噌・和風ドレッシングに良く合います。
みそ汁には葉の部分を食べる直前にはなしてください。 葉のてんぷらも大変美味しい。
作り方
①なべに湯をわかし、洗ったしどけを入れる。このとき葉よりもゆで時間の長いくきのほうから入れると、ゆで上がりのムラが少なくて済む。
②途中、固さを指で確かめながらゆでる。
③ゆで上がりはざるに上げ、すぐに水にさらす。(色が鮮やかに仕上がる)。
④切って皿に盛り、かつお節(ぶし)をかけて食べる。
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モミジガサ〔シドケ〕―冬春期の労力を生す (特産シリーズ) | |
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