大倉沢諏訪神社は集落にある高台に鎮座しています。集落の奥まった所にある為、付近住民の人達以外は分かりにくいかも知れません。
苔むした階段はなんとも言えなく素朴で集落の歴史を伝ているようです。鳥居の前の巨大な杉は集落をずっと見守っているかのようです
本荘から国道105号を東へ約6km。向沢(むかいさわ)の諏訪神社境内に3本の大杉があります。カーナビがないと無理です。
左側のスギも大きい。これが境内三番手。
第二の大杉は、拝殿の手前、向かって右。
第一の大杉の荒々しさに対して、こちらは気品のある美しい姿。対比の意味で好一対をなしている。
秋田県神社庁の神社紹介ウェブサイトによると、延宝2年(1674)、現在の大倉沢字沖田に信濃諏訪社の分霊を勧請。寛政6年(1794)、現在地に遷座したといいます。
鳥居杉と呼んでよさそうな立ち位置から、大杉は遷座の頃に植えられたのではないかと想像するが、遷座の際に村内の6神を合祀したとも伝えることから、ここには遷座の前から何らかの神社があった可能性もあります。
もしかしたら、この地では、諏訪神社よりも大杉の方が先輩なのかも知れません。
大倉沢諏訪神社の宮殿は窓越しからしか見れませんでしたが 江戸中期に造られたそうで、かなり重厚な造りになっていました。
由利本荘市には諏訪神社が多いのは、藩主六郷氏と関わりがあるものと思われます。
ここは由利本荘市指定文化財になっています。