太平寺は、岩城小学校の山側の集落にあります。
太平寺は戦国時代この地を支配していた由利十二頭の1人赤尾津家の祈願所として応永2年(1395)に創建されたとても古いお寺です。
江戸時代、岩城家が亀田にに入った後もここに留まり、寛永3年(1626)に藩の政策の一環として曹洞宗に改宗開山し現地に移されたようです。
亀田藩の家来のお墓もたくさんあります。
今から約400年です。
城下町からは少し離れた格好ですが、二古へと続く道が通る事で防御的にも重要な位置にあります。
藩からは50石賜って太平寺出身の多くの住職が龍門寺に晋住しているなど重要視されていることが分かります。
本殿は慶応2年(1866)に建てられたもので、当時の寺院建築を知るうえで大変貴重な文化財です。
又、亀田領三十三観音霊場十七番札所となっています。