昨日お尻を多分スズメ蜂に刺されました。
鯉に餌をやろうと池を覗いていた時、突然右臀部にチクという痛みが走ります。
蜂にやられたと思い、落ち着いてその場を離れるが、今まで感じた事のない痛みです。
そこから5時間くらいはずーっと痛みが続いたので、カロナールを飲みました。
朝には腫れもひけ痛みも殆どなくなりました。
スズメバチはなぜ人を襲うのかというと、人への攻撃は防衛行動です。そのほとんどは、自分や巣を守るための襲撃とされています。ふだんは巣材を集めや幼虫の餌となる昆虫を求め森の中を移動していますが、そのような時のスズメバチに出逢っても、無闇なちょっかいをかけたりしない限り、さほど危険はありません。
しかし近づいてきたスズメバチを手で払い除けようとしたり、すると攻撃してきます。
スズメバチは、まれに樹液の滲み出た幹などの餌場に近づいただけでも襲ってくることがままありますので、注意が必要です。
スズメバチに刺されるケースとして最も多いのは、巣に近づいてしまった時です。ハチは種類によって、樹洞、木の根元、土中、木道の下、東屋、岩壁など、さまざまな環境に巣を作ります。
巣があることを目で確認できればよいのですが、オオススメバチやクロスズメバチは土の中に巣を作ることが多く、接近するまで巣の存在が分からないということが少なからずあるのです。
スズメバチの毒は強く、複数の化学物質で構成されていて、痛みやかゆみ、筋肉の萎縮、組織の破壊、心臓や呼吸の麻痺などを引き起こすおそれがあります。
ただし水に溶けやすいものなので、刺されたらすぐに水で患部をよく洗うことが効果的です。
今回は蜂刺された時に塗る薬をすぐに添付しました。
毒針と呼ばれる部分は、産卵管を固く変化させたもの。ミツバチなどは1度しか刺すことができませんが、スズメバチは何度でも刺すことが可能です。
今回は1箇所だったので様子を見て大丈夫
アナフィラキシーショックとは
スズメバチによる刺傷で、最も気を付けなければならないのは「アナフィラキシーショック」と呼ばれる症状です。
これはハチが持っている酵素系の毒に対するアレルギー反応の一種です。呼吸困難や血圧低下などを引き起こし、重篤な場合は死に至ります。過去にハチに刺されたことがあり、身体の中にハチ毒に対する抗体が作られている人は、再び刺された時にアナフィラキシーショックを起こす可能性が高くなりますので注意が必要です。
なお、初めて刺された場合でも、いちどに複数回刺傷されてしまい、毒の注入量が多い場合にはアナフィラキシーショックを引き起こすことがありますので油断なりません。「ハチに刺される」ことへの警戒は、野外では決して怠ってはならないことなのです。
※刺された人の約10~20%がアナフィラキシー反応を発症し、うちの数%が重症化すると見られています。
ちなみ生涯を通じて数回刺されていますが、発症しないところを見ると大丈夫な体質です。
指された後のしばらくの痛みと不愉快さは半端ではありませんが、予防も難しいですね。