秋田市川辺の畑谷の八幡神社の境内に二十三夜と刻まれた塔がありました。10月11日に行きました。
御処野ニュータウンまですぐのところです。
湯殿山と湯殿山神社に挟まれて可愛らしい字で二十三夜と刻まれています。
二十三夜塔とは、庚申講(こうしんこう)と同じく民間信仰のひとつとして、人々が集まって月を信仰の対象として「講中」といわれる仲間が集まり、飲食をし、お経などを唱えて月を拝み、悪霊を追い払うという月待行事(月待行事)を行い、その記念や供養のあかしとして建てられたもので、月待塔(つきまちとう)ともいいます。
月待行事は、江戸時代から昭和の初期にかけて、日本各地で盛んに行われましたが現在はほとんど行われなくなりました。二十三夜は、月齢でいう「下弦の月」で、月が出る時間がほぼ午前0時で、その時刻と幻想的な月の形が信仰と重なり、「二十三夜」を一般的なものとしたとありました。
また、崇拝の対象として十三夜は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)、十五夜は大日如来(だいにちにょらい)、十七夜から二十二夜までは、観音様を本尊とし、二十三夜は勢至菩薩(せいしぼさつ)を本尊として祀っています。
勢至菩薩は、智慧(ちえ)の光をもっており、あらゆるものを照らし、すべての苦しみを離れ、衆生に限りない力を得させる菩薩といわれています。月は勢至菩薩の化身であると信じられていたことから、二十三夜講が最も一般的で全国に広まったとも言われています。
ただ下弦と上弦の月の区別がよくわからないので、謎の科学者に手書きの通信で教えてもらいたいと思いましたとさ❣️
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます