ヘビーデューティー「HEAVYーDUTY」という言葉がメンズクラブという雑誌に出てきたのが1975年頃だ。アイビー全盛期で大学生は誰もが、ボタンダウンにチノパン紺ブレにコインローハーでキャンバスで生活していた頃にワンゲル部在中の私にはハマってしまった。まだ、LL beenのフィールドコートやビーンブーツは、個人輸入でしか手に入らなかったり、ソニープラザなどので細々売っていたので、仙台在住では手に入れるのが困難だった。
本来、ヘビーデューティは、「丈夫で」とか「実用性本位の」という意味をもつ。アウトドアスポーツ用のマウンテンパーカ、ダウンジャケット、ワークブーツ、デイパックなどの一見ファッションとは無関係のアイテムを解説するときによく使われていた。アメリカで1968年に「Whole Earth Catalog」、日本で1975年に『MadeinU.S.Acatalog』が発行され、カタログ文化が日本で華開いたのも同時期でついこの間まで手元にあった。
ベトナム戦争が終結を迎え、アメリカに戻った若者は、バックパックに荷物を詰め、街からアウトドアへと向かい、自然や健康を意識した。そうしたライフスタイルのなかで、自分が持つべきものをもう一度見直したときに、本物志向のアイテムや質実剛健なギア的なものが注目されて、当時の自分の嗜好にハマった。
特にLL beenやシェラデザインがとても好きで当時購入した物が現在でも現役である。
このフィールドコートは左ポケットには薬莢のホルダーがあったり獲った獲物をいれるため裾の内側がゴムびきされているものである。
全てのウエアやgearが高価だったので、購入目標を立ててバイトをしていたのである。
後、ヘビアイと言ってヘビーデューティとアイビーを融合させて、キャンバスでもプチヘビーデューティなマストアイテムにマウンパーカーである。特にシェラデザインの60/40の生地は現在でも使われている。
このマウテンパーカー30年物で、タグの木は3本である。
あれから40年経過しているが、今も当時と気持ちは変わっていないが、現在は、当時と比べるとなんでも揃う。しかも、品質も上がっているものが多い。でも、高くても40年経っても使い続ける事ができるgearは本当に一生ものなのだ!
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