これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

ドライアイは克服したけれど

2023年04月30日 17時50分50秒 | エッセイ
 どうも、ドライアイに悩んでいる方が多いようだ。私も2015年にドライアイと診断され、コンタクトレンズの使用を控えてメガネに切り換えた経験がある。
 今はドライアイを克服し、再びコンタクト生活に戻っているので、ご参考までにその経緯をお話ししたい。
 まずは粘膜の強化が必要と感じた。
 ちょうど、血行をよくするためにゼラチンを飲み始めたことが吉とでたらしい。



 ゼラチンはたんぱく質なので、個人差はあるものの、粘膜の保護に効果がある。一日1~2gでよいと聞く。この商品は一袋5gだから、4日かけて飲んでいる。熱い紅茶やスープに入れていただく方法をオススメしたい。化粧のりもよくなるし、疲れにくくなるから、2018年から続けて今年で5年目を迎える。
 さらに重要なのは、目の周りを刺激して、血行を促すことであろう。
 私が参考にしているのはこの本だ。



 本を買わずとも、ネットを検索すれば「眼瞼下垂を防ぐエクササイズ」とか、「眼輪筋を鍛えてシワをなくす体操」などがあるので、それを試す手もある。要は、目の周囲の血流を増やせば、涙の量も改善されるというわけだ。
 そして、拙速に結果を求めないこと。一日や二日、一週間といった短いスパンで改善はされない。最低でも1カ月、2カ月という月単位の経過で見ていく根気強さが大切だ。
 さて、そんな経緯を経て、コンタクトレンズに戻ったはよいが、最近視力が落ちたように感じる。朝は調子がいいのに、昼過ぎあたりから右目がぼやけて見づらくなる。パソコンの画面が霞み、集中力がなくなって仕事がはかどらない。もっとも、視界がぼやけなくても集中力は続かないが。
「やだなぁ、白内障かしら……」
 そういえば、片目ずつ手術をして、ぼやけを治した年上の友人が複数いた。そういう年頃になってきたという実感はある。
「もしかして、角膜にキズがついているのかな」
 グズグズと一人で悩むのは性に合わない。とにかく眼科に行ってみようと決心した。
 その日は土曜日で、9時から美容院、10時から歯科の予約が入っていたが、11時には眼科に着いた。そこそこ患者はいたけれど、30分も待てば順番が回ってきた。
「角膜にキズはついていません」
「そうですか」
「これはね、老眼が進行したせいですよ」
「え?」
「コンタクトレンズの度数が強めなので、近くを見ていると目が疲れちゃうんでしょうね。白内障でもないので、コンタクトのお店に行かれることをお勧めします」
「…………」
「パソコンだったら、裸眼でもいけるんじゃないですか。やってみてください」
「はい」
 大きな病気でなかったことはうれしいが、もっと根本的な問題だったところに苦笑した。
 医師曰く、一定年齢を超えると、コンタクトレンズで矯正することが限界を迎えるという。私もそろそろなのだろうと覚悟しつつ、裸眼でパソコンに向かってみた。
「あれ? 結構いけるじゃない。見える見える」
 問題はブルーライトの刺激だけだ。OAグラスをかけて、事務作業をしたら、意外にはかどった。集中力もちょっとだけ戻ったかもしれない。
「じゃあ、しばらくは裸眼ということで」
 でも、ゼラチンと目の周りのエクササイズは続けなくちゃ。

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コメント (6)
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