高松市には、栗林町と書いて「りつりんちょう」と読む場所がある。
「ねえ、明日は、くりばやし公園に行こうよ! すごくキレイなところみたいだよ」
なーんて公衆の面前で口走ると、赤ッ恥をかくから気をつけることだ。私のように。
ことでん琴平駅から50分ほどで、栗林公園駅に着く。自動改札ではなく、懐かしの有人改札だった。しかも、車掌さんごっこのように切符にハサミを入れてくれるので、中高年にはたまらない。

「特別名勝 栗林公園」というだけあって、ここは香川県屈指の景勝地である。16世紀後半から当時の豪族が庭園を作り始め、1745年に讃岐高松藩第5代藩主の松平頼恭が完成させたという。中は広く、わずか1時間の滞在では、半分も見られなかった。情報誌を頼りに、フォトスポットを見つけて目の保養に努める。
芙蓉峰からの眺め。


飛来峰からの景色。


ここに見える南湖では、和船に乗ることができる。予約も可能だが、予約時間の1時間前までに乗船手続きをしなければならないので諦めた。和船では、全員が菅笠らしきものをかぶって乗るようだ。情報誌の写真を見て仰天した。

かなりの抵抗を感じたのは私だけだろうか。みんな喜んでいる?
堰月橋。

橋の上からの景色も素晴らしい。

梅林橋。

この日も36度と暑かったせいか、木陰で鳩が鈴なりになって涼んでいた。たまり場なのかもしれない。あなたは何羽見つけられるだろうか。

フォトスポットを回って満足したら、北門を目指して歩く。帰りは、JR栗林公園北口駅から電車に乗るのだ。
「あ、睡蓮だ」
北門に向かう途中で、睡蓮が大きく伸びをしているように咲いていた。

「すごい」
夢中でシャッターを切る。
実は、初日に高知空港から奈半利に向かい、「北川村 モネの庭 マルモッタン」を訪れた。睡蓮の池を再現した「水の庭」が目当てだったのだ。

以下の3枚は、モネの庭で撮った睡蓮である。
美しいことに変わりはなかったが、睡蓮の花が閉じる午後だった上、雨に降られてしまい、お通夜のようにドヨ~ンと暗い雰囲気なのが悲しい。



でも、栗林公園の睡蓮はエネルギッシュで活気にあふれている。10時半という時間も、睡蓮の開花には都合よかった。天気と時間が違うだけで、こうも印象が変わるとは。

加えて、どの子も美人。水鏡に映った姿は、口角をかすかに上げて妖艶な微笑を浮かべているかのようだ。

よし、モネの仇をとったぞ!
光輝く睡蓮の花が印象的な、くりばやし……おっと、りつりん公園であった。

↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
「ねえ、明日は、くりばやし公園に行こうよ! すごくキレイなところみたいだよ」
なーんて公衆の面前で口走ると、赤ッ恥をかくから気をつけることだ。私のように。
ことでん琴平駅から50分ほどで、栗林公園駅に着く。自動改札ではなく、懐かしの有人改札だった。しかも、車掌さんごっこのように切符にハサミを入れてくれるので、中高年にはたまらない。

「特別名勝 栗林公園」というだけあって、ここは香川県屈指の景勝地である。16世紀後半から当時の豪族が庭園を作り始め、1745年に讃岐高松藩第5代藩主の松平頼恭が完成させたという。中は広く、わずか1時間の滞在では、半分も見られなかった。情報誌を頼りに、フォトスポットを見つけて目の保養に努める。
芙蓉峰からの眺め。


飛来峰からの景色。


ここに見える南湖では、和船に乗ることができる。予約も可能だが、予約時間の1時間前までに乗船手続きをしなければならないので諦めた。和船では、全員が菅笠らしきものをかぶって乗るようだ。情報誌の写真を見て仰天した。

かなりの抵抗を感じたのは私だけだろうか。みんな喜んでいる?
堰月橋。

橋の上からの景色も素晴らしい。

梅林橋。

この日も36度と暑かったせいか、木陰で鳩が鈴なりになって涼んでいた。たまり場なのかもしれない。あなたは何羽見つけられるだろうか。

フォトスポットを回って満足したら、北門を目指して歩く。帰りは、JR栗林公園北口駅から電車に乗るのだ。
「あ、睡蓮だ」
北門に向かう途中で、睡蓮が大きく伸びをしているように咲いていた。

「すごい」
夢中でシャッターを切る。
実は、初日に高知空港から奈半利に向かい、「北川村 モネの庭 マルモッタン」を訪れた。睡蓮の池を再現した「水の庭」が目当てだったのだ。

以下の3枚は、モネの庭で撮った睡蓮である。
美しいことに変わりはなかったが、睡蓮の花が閉じる午後だった上、雨に降られてしまい、お通夜のようにドヨ~ンと暗い雰囲気なのが悲しい。



でも、栗林公園の睡蓮はエネルギッシュで活気にあふれている。10時半という時間も、睡蓮の開花には都合よかった。天気と時間が違うだけで、こうも印象が変わるとは。

加えて、どの子も美人。水鏡に映った姿は、口角をかすかに上げて妖艶な微笑を浮かべているかのようだ。

よし、モネの仇をとったぞ!
光輝く睡蓮の花が印象的な、くりばやし……おっと、りつりん公園であった。

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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
りつりんて!
だから地名は怖いです。
それにしても風光明媚な公園ですね。
睡蓮の写真がまさにモネでした。
そうか~うどんは次回かぁ。楽しみに待ってま~す。(笑)
俳句を教えていただいたブロ友さんが毎日のように散歩している公園ですね、良い句がいっぱいできそうな場所です。
睡蓮と言えば婦人部長を連想する今日この頃、蓮のゴージャス感には敵わないけど妖艶さがあります(笑)
お若いからあちらこちらとアクティブに行動されて楽しい夏休みでしたね(*^^*)ポッ
そもそも、高知に行くことになった理由は、娘がモネの庭を見たがったからなんです。
「しょぼい」とガッカリしていましたよ。
あそこのソフトクリームは美味しかったけど☆
モネの睡蓮を再現した池はお見事でした。
しかし、光の庭と花の庭が「なんじゃらほい」って出来なんです。
季節が悪かったのかな。
栗林公園で睡蓮にお目にかかれるとは意外でした。
何で「りつりん」なのかな~。
いっそのこと「くりりん」にすればよかったのに。
あの近くにお住まいとは都会ですね。
香川は狭いとはいえ、ほとんど人気のない場所もありました。
しかし、栗林公園の東の道は幹線道路で、車の台数も多かったです。
散歩にはもってこいの場所でしたが、半分くらいしか回れなかったのが残念です。
香川の方は、例外なくうどんが好きだと聞きました。
御親戚の方も、日に一度はうどんを召し上がっているのかしら。
うどん屋の軒数が半端ない(笑)
まあ、お友達の中に香川県在住の方がいらっしゃるんですか?
栗林公園は地元の方から入場料をとろうとは思っていないようです。
65歳以上で高松市在住の方は無料だったような……。
私たちはよそ者なので、ちゃんと入場料を払ってきましたが、十分、元は取れました!
この夏休みは勤続休暇も5日間もらえたものですから、12連休を達成しました。
私と娘は帰った翌日も元気なのに、夫だけがバテバテで困りました。
年寄りに3泊は厳しかったようです。
でも、なんて美しい公園なのでしょう!
暑くても、しっかり眺めたくなります。
生き生きとした睡蓮に会えたのも、うれしい偶然と言ってもいいですね。
実は、職場で「くりばやし」を連発していたら、同僚が「りつりんて読むんだよ」と教えてくれました。
有名な場所なんでしょうか。
香川県の観光地として、自信を持って紹介されています。
とにかく美しい公園です。
古風な印象を受けるのは、古い造園技術を残しているからかもしれませんね。
睡蓮は感動的な出会いでした。
もしかして蓮かもしれないと不安になり、ネットで調べて睡蓮であることを確信しました。
行ってよかったと思います。