「甲賀丈六三大佛」巡り by 忍びの里甲賀③「櫟野寺」(櫟野)

2021-11-26 15:26:19 | 伊賀忍者回廊巡り
  【櫟野寺】(甲賀町櫟野)

呼び名が少しややこしくなります、
同じ「」という漢字を使いますが
「お寺」の名前は「櫟野寺」(ラクヤジ)。
所在地住所は「甲賀町櫟野」(イチノ)と読みます。

下山してから自分の🚙探しに迷い、やっと着いた「水口岡山城跡」駐車場、
そこを出てから「櫟野寺(ラクヤジ)」までは、約20分ほど走ります。
このお寺、実は昨年の秋の「伊賀忍者回廊巡り(2020/10/9 blogより)」の際に下見をしていたところです。

『国重要文化財の秘仏(日本一大きい!十一面観音様)は、
是非拝観させていただきたいものです。』と書いてから1年以上経ってしまいました
 こんな子に出会ったところです(笑)

仏様にすがってもすがみきれない、
自分一人では抗うことのできない1年で、
外に出てはいけない!と言われていたけれど、
できるだけ人のいないところ、自然に触れるだけなら「まっいいかっ」と、
出かけていたのも事実…そんな時「櫟野寺」でこの看板を見て、
  
いつかきっと再訪問するぞ!と誓ったものです。
今回は、忍者絡みではなく「甲賀三大佛巡り」の最終目的地として伺ったわけです。

では、この看板の説明文を転写しておきます。
『日本遺産 忍者の里 甲賀・伊賀
天台宗福生山 櫟野寺
櫟野寺は、寺伝によれば、桓武天皇の御代、延暦十一年(972)に天台宗の開祖である伝教大師最澄が、
比叡山延暦寺の建立に必要な用材を求めてこの地を訪れた際、霊夢を感じ、
櫟の木に一刀三礼のもと、仏像を彫刻し安置したことに始まるとされています。
本尊であり、国の重要文化財であ る「木造十一面観音坐像は、
「いちのの観音さま」とも呼び親しまれており、
像高は332㎝にも及び、国重文では日本最大の十一面観音坐像 です。
平安時代の十世紀中頃の造像と考えられるもので、頂上に十一面の化仏を載せ、
頭部と体部を一木とした堂々とした造りの尊像です。
また、十世紀末作の木造毘沙門天立像は、田村毘沙門天とも呼ばれ、
寺伝では、鈴鹿山地の山賊追討の任に当たった坂上田村麻呂が当寺に祈願
その力により山賊の平定ができたとされ、その由来により毘沙門天立像を安置したと伝わります。

櫟野寺は、本尊をはじめ薬師如来坐像や地蔵菩薩坐像、
そして観音像など20躯もの重要文化財の仏像を有する平安仏の宝庫であり、
甲賀杣(コウカソマ)とも呼 ばれ木材の産地であった山深い里こそ、
仏像を安置し信仰を広めるのには適した地とされたのでしょう。
また、天台宗 を広める拠点寺院としての役割もあったと考えられています。 』

平安仏の宝庫」とわかってはいても、
いつも鑑賞できるわけではなく、春と秋の期間限定の「御本尊特別拝観」なのです。

場  所 : 甲賀市甲賀町櫟野1377
拝観時間:9:00~16:00
(本尊公開は4/19~5/第2日曜10/19~11/ 第2日曜)
休 館 日:不定休 (12/17~1/3は拝観休止)
拝 観 料:大人500円 (本尊公開時800円)
    ※小学生以下は保護者同伴に限り無料
     中高生300円 (本尊公開時300円)

「2021年秋の御本尊公開」に間に合ったわけです、
知人が教えてくれなかったら忘れてしまうところでした
受付で拝観とご朱印をお願いし、ご本尊の説明をしていただき、
残る10数体の仏様を見学(2体はご出張中とのこと)、
撮影厳禁につき、主な仏様はHPでご覧ください…


山門を入ります…
  
夕刻近くなってしまったのでちょっと暗い感じの紅葉になってます、
 
鈴鹿の山の鬼退治伝説があって、
櫟野寺1200年の歴史を誇る「奉納相撲」が伝統行事として継承されているとのこと。

お堂の横で
 大王松
ここで見られるとは思ってもいなかったので、
記念に30㎝長さの落ち松葉、拾ってきました(笑)。

では、
「甲賀三大佛」巡りで最後に見せていただいた『薬師如来坐像』は、
≪東方瑠璃光浄土の教主医薬を司る仏であり、医王仏とも呼ばれています。
手には薬壺を持ち、現世において心身の病を除き、安楽を与えてくださる仏さま。≫とのこと。
きっと、ワタシたちに明るい光を届けてくださると信じています 合掌
 櫟野寺チラシより

 三大佛巡りご朱印

 拝観記念のおはなびら

満願!

楽しい甲賀の旅でした、
ではまた
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする