久々の「紅花畑」(長田)、観光地ではありませんが…

2024-06-28 15:50:56 | 花や風景など
お知り合いの方、といっても知り合って丸ッと20年は経つという方ですが、
長田地区で「紅花」をお父さんと一緒に管理されていて、
ボチボチ見事に咲き出しましたよ~~と、連絡をもらいました。
 
長靴、軍手持参でどうぞ、とのことでしたが、
トゲトゲチクチクの痛い思いをするのは分かっていたので「長袖着用」もプラスです💦

JAの農産物市場「ひぞっこ」にも切り花として出荷されているのですが、
ワタシが伺うとどんどん採っちゃってください、へこたれませんから…って。
実際には、そんなに頂けるものではありませんが嬉しくて痛くて、複雑な思いをして
刈らせていただきました。
写真を撮っていたら「ミツバチ(はっち)」も一緒でした(笑)。

  

  
ミツバチは「蜜」に必死でワタシなんぞムシですから、安心です。

お持ち帰りして、なんとなくこのトゲトゲ感、
百鬼丸さんの切り絵の鬼と似合うなぁと、勝手に思う。
  
ついでの「鬼風船と紅花」、そんな取り合わせでいいのか??

さて、紅花と言えば「芭蕉さん」とすごくご縁があります。
最初に20年前と書いたのには訳があって…
今年は「芭蕉翁生誕380年記念の年」。
思えば20年前「芭蕉翁生誕360年事業」で「烏梅を使って本格的な紅花染め」を体験したことがあって、
その時に「紅花」をいっぱい育ててくれていたのが長田の古川さん。
広い畑に伺って例の黄色い花を摘んだ記憶が蘇ります。
当時の記録が残っていないので残念ですが、楽しい思い出のひとコマ。

「まゆはきを 俤(オモカゲ)にして紅粉(ベニ)の花」(芭蕉の風景より)

2004年当時の「栞」が出てきました。

そして当時「烏梅」(ウバイ)でお世話になった中西喜祥さんちのお孫さんが頑張ってるページ、
烏梅づくり」のこと。

【「烏梅製造」中西喜久 普及用映像】(中西喜祥さん(大正7年生)の息子さん)


二代目、三代目にしっかり継承されているようでうれしい限り

紅花を育てる人、烏梅を作る人・・・芭蕉さんがご縁の思い出話、かな。



そして最後に上野公園内にある「芭蕉翁記念館」庭園で可愛く咲く「ネムノキの花」。
 

過去ログより/ねむの花と芭蕉さん
「≪奥の細道とネムの花・・・芭蕉が象潟を訪れたのは、1689年6月15日。
 その日は、雨で鳥海山(チョウカイサン)の山が隠れるほどであった。翌日は雨上がりの晴れ。
 「松島は笑うがごとく、象潟(キサカタ)はうらむがごとし。
 寂しさは悲しみにくはえて、地勢(チセイ)魂をなやますに似たり※」
 「象潟や 雨に西施(せいし)が ねむの花」≫
※「地勢魂・・・」
 ≪松島が明るい景勝地であるのにくらべ、象潟の風景には、寂しいだけじゃなく、
 悲しみが混じっているように感じられ、その入江の地勢、地形の形や起伏が、
 まるで魂を悩ませているように見える。≫ という意味だそうです。」

ではまた
コメント (2)
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