乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ことでんとTKR

2015-03-03 | 香川県
 成田空港からLCCの春秋航空に初乗りしました。機内の飲み物は有料ですがお茶100円コーヒー200円という具合でふところにやさしく、春秋航空が就航している香川・広島・佐賀のご当地飲料が揃っているので目移りしてしまいます。頼んだお茶は佐賀県の嬉野茶でおかわり自由とあり、それならたくさんおかわりしなきゃと思ってしまうのですがそうがぶがぶ飲めるものではなく1回だけお代わりをして高松空港に着きました。


 投宿したらことでんを見に行くことにします。1300形(元京急旧1000形)もすっかりことでんの電車という感じです。考えてみれば京急で全廃になったのが2010年のこの日ですから随分経ってしまいました。あっという間だとちょっと寂しくなります。


 高松築港駅から電車を見物しながら次の片原町駅まで歩いてみました。


 片原町駅のそばにある「コトデン自販機コーナー」にはかつて存在した「コトデンスーパー」のマークが残っています。今は平仮名の「ことでん」というロゴが使われていて「TKR」や片仮名の「コトデン」を目にすることは珍しくなっているのでうれしくなりました。また上の画像の電車1100形(元京王5000系)は古巣の京王帝都電鉄時代「KTR」をくっつけていたのを思い出し同じ字の順番違いというわけでちょっと面白く感じたりもします。そういえば今は北近畿タンゴ鉄道がKTRだったりしますからややこしいものがありますね。


 暗くなってきたので遠出は避け片原町から初乗りで行ける三条まで往復してみたところ復路は1070形(元京急旧600形)で1200形(元京急700形)との混結でした。顔は湘南2枚窓から貫通扉付に、車内はボックスシートからロングシートにと改造されてはいるものの扉の数はそのままなので京急時代には考えられなかった2扉と4扉の混結ということになります。


 釣り掛けの旧型車が動態保存され乗れる機会が少なからず設けられている一方、京急で乗れなくなった2扉・3扉・4扉の車両が揃うのは改めて考えると何とも贅沢な状況で「釣り掛け好き」「片開き扉好き」としてはひたすら感謝するしかありません。初乗り区間の往復だけでは何だか申し訳なくなりグッズをいくつか買ってお布施としました。