乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

椿まつり臨時バスと東京ケーキ

2015-03-08 | 愛媛県
 伊予鉄道の「市内電車・バス1Dayチケット」の券面にいよてつ高島屋(松山市駅)の大観覧車「くるりん」に1回無料で乗れるとあったので乗りに行ってみました。


 で「くるりん」の自動券売機を見ると大人1回500円とあったのでびっくりです。「市内電車・バス1Dayチケット」は1枚400円ですから。観覧車に100円安く乗れる上電車とバスの乗り放題がオマケでついてくる、という考え方もできあまりにおトク過ぎて怖いほどです。


 このいよてつ高島屋の前には伊予鉄道バスの臨時バス乗り場が設けられていました。なんでも椿神社というところで椿まつりというのが行なわれているのでそのための臨時便だそうです。臨時乗車券も発売されずいぶんと力が入っています。つい買ってみると「イヨテツ」と片仮名なのが面白いところです。ここに戻る終バスは椿神社側22時発と結構遅くまで走っているそうなので日が暮れるまで乗り鉄してから行ってみることにしました。


 というわけで暗くなってから臨時バスに乗ります。主要停留所にのみ停車しつつ15分くらいで着く国道33号線の椿神社入口交差点(通常の路線バスの椿前停留所付近)のちょっと先が終点でした。ちなみにここは昔伊予鉄道の非電化路線「森松線」が通っていたところです。神社まで800m程度続く道路には屋台が建ち並びなかなかの賑わいぶりでした。


 とりあえず神社に向かって歩いていくとやたらに「東京ケーキ」という字が目につきます。


 東京の屋台では見たことがないので何だろうと覗いたらベビーカステラでした。一方ベビーカステラという名前を出す屋台もあり呼称は様々のようです。


 「東京ケーキ」のみならず「京都のおくちかすてら」「堺の一口かすてら」「(坊っちゃん列車が描かれた)ふわまるかすてら」と似たようなものの場所違いもありました。


 また「妖怪カステラ」「キャラクターカステラ」「ドラちゃんカステラ」といったキャラもので攻めて来る屋台も多数ありよく共倒れしないものだと感心させられます。


 お祭りらしく熊手や金太郎飴のオタフクさん版という感じの縁起モノ「おたやん飴」の屋台なんかもありお神輿も出て来るのですが、これほどベビーカステラ系の屋台が多いとは松山の人はよほど好きなのだろうかとなんだかそっちばかり気になってしまいました。


 というわけでお祭ではなくカステラ系屋台の見物をしてきたような気分で戻りの臨時バス停に着きます。かなりしっかりと乗り場が設けられ乗車扉の前に伊予鉄バスの名前入り踏み台が置かれ、と臨時ながら丁寧な対応で感心しました。