一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1403- 篤姫 さま

2014-03-24 | 生け花
 数年前の、NHK大河ドラマ「篤姫」は、面白く拝見しました。幕末の歴史を、大きく動かした多くの男性の中で一人 篤姫さまが理知的に 健気に 明るく生きた背景が 当時の薩摩の 自然や環境、人間関係の中にあった事を 先日の鹿児島旅行の中で 再認識しました。
 島津藩の御用窯であった、沈壽宮窯の作品を 展示即売しているギャラリーが ホテルの中にありました。白薩摩は、島津の殿様用、一般の人は黒薩摩を使った様です。島津家の養女となった 篤姫様も きっと白薩摩の美しい器を使っていたのでしょう。
 白薩摩に薄いグリーンの釉薬がかった 端正な形のティーカップが気に入り 二客購入しました。旅行中、持ち歩いている内に 不覚にも落としてしまい 受け皿の一枚を割ってしまいました。一度も使う事なく、壊してしまうなんて 粉々に割れた様子に 溜息が出てしまいました。今は、塗の茶托に乗せて 使っていますが 紅茶を飲む度に ここ暫くは心が痛みそうです。

 花材 ・一重紅つばき 
 花器 ・緋襷 備前焼花器




 鹿児島中央駅前の花壇のポピーは満開