一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1404- おさんぽ

2014-04-24 | 生け花
 過ごしやすい気候になり、我が家の南側の三叉路は 朝夕、日中を問わずウォーキングの人 犬の散歩の人がかなりの数 繰り出してきました。
いつも、飼い主に小言を言われながらも 楽しそうに歩く犬、相性の悪い同志の吠える声、お互いのご主人のおしゃべりに おとなしく付き合っている二匹の犬、
様々な人間模様ならぬ 犬模様は 犬派の私にとっては 楽しい風景です。
 我が家で飼っていた、ダックス・フンド(13歳で亡くなってしまいましたが) 三代続くグランドチャンピオンの血筋のせいか 気位が高く 私が甘やかしたこともあって
家の中での順位を 夫・自分・私と付けている様でした。

ペットショツプの勧めで、生後二年位の頃 チャンピオンシップに出場、準優勝をしたのですが 当時、この種の犬は珍しく 出場したのは二頭のみ 姿かたちでは劣らなかった様ですが、
最後に審査員がそれぞれの犬の目の前に 投げた小石に 思わず鼻を寄せてしまいました。優勝した犬は平然としているのに・・・。プライドの高い B君にとっては情けない思い出だったでしょう。

B君はお散歩が大好き、夫がいつ「おさんぽ」と言ってくれるか、その時間帯になるとそわそわ、こちらの都合で直ぐに行けない時は、人間の言葉をかなり理解するB君の前では、
"さんぽ"の言葉は禁句。「今日の "よんぽ" は夕方だけ」と言う私たちの会話に、首をかしげて聞き入っていました。亡くなって、二十数年経った今でも B君のいろいろな仕草が思い出されます。
天国では、短い足で精いっぱい走り回っている事でしょう。

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