一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1511- ローズピンク、そして薄紫

2015-11-11 | 生け花
 アイススケートの季節になりました。北京大会に於いて、久々に真央さんが成長したフィギァーを見る事が出来ました。
柔らかそうな筋肉の加わった、しなやかな肉体と内面からの 美しさが相まって観る人を引き込んで行きます。
 ショートプログラムの軽快な「素敵なあなた」のローズピンクと、フリー・プログラム「蝶々夫人」の着物のイメージがエレガントな薄紫色のコスチューム、どちらも彼女の演技を引き立たせるものでした。

 解説者の話だと、蝶々夫人を演じるにあたって日本女性の心を知るため 茶道などの和文化も学んだとのこと。やはり本物のアスリートを、目指す人の心意気は素晴らしいですね。
 一つだけ気になったのは、薄紫のコスチュームの腰の後ろに結ばれていた 貝の口の様なとても シックな色の細帯です。彼女の背筋から腰に流れる美しい線を 少し邪魔していたように見えるのですが。
 帯である事を説明しなくても、充分に和服の美しさを表していたと思います。これは、コスチュームには全く素人の私の感覚のみの考えです。長い休場をバネにして優勝した真央さんおめでとう。

 花材 ・薔薇 ・トルコ桔梗 ・ドラセナ ・ニューサイラカン ・かすみ草
 花器 ・すり鉢型水盤


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