一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1607-土佐堀川畔 逍遥

2016-07-04 | 生け花
 宮川香山の世界に、圧倒されました。以前から計画していた展示会へ 大雨の中 大阪の「 東洋陶磁美術館 」に出かけました。

”高浮掘り ”と言う独特の作品の数々は 他には類を見ない迫力は 一点も見過ごすことが出来ない物ばかりでした。
 後期の作品が、香山の生み出した釉薬の用い方で静かな内に 秘めたものを感じさせる作品に 変わっていったのが 彼の到達した心情を 垣間見た気がします。
薄黄色の地に白梅の古木が描かれた花瓶は、シンプルな形・色にかかわらず いつまで見ていても見飽きない心に残る作品でした。

 見終わり、外に出ると雨も小降りになり 土佐堀河畔の中央公会堂や図書館などの歴史的建造物に入って 昔を偲びながら歩きました。
どの建物も、外観は立派な割に 内部の補修が行き届かず 勿体ない気がしました。

 花材 ・グリーンリリーアルプ ・利休草 ・アガパンサス ・瑠璃玉あざみ
 花器 ・市松模様 九谷焼花瓶






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