生け込の日は、久しぶりの雨となりましたが その後 会期中は晩秋の陽ざしが 一杯の好天に恵まれました。
コロナ禍の落ち着きも感じられるこの時 入場者も多く、四人の想花人(そうかびと)は 思い思いに 晩秋の花々を 伸び伸びと表現出来たと思います。
今回の花展は 今までになく、花材の調達に 心をくだきました。コロナの影響で生産者の落ち込みや、気候の変動で季節の花材の入手が困難になりました。
花屋さんの協力や、愛媛の佐田岬在住の メンバーの一人が 野山の花材を調達したりと 今までの花展には無い エネルギーが必要でした。
4っのコーナーには、夫々の個性が感じられ 装飾的な美しさだけではない 主張のある作品を展示できたと思います。
コロナの収束が なかなか望めない日々、ともすれば 心が重く沈みそうな時 一輪の花・一枝の緑が 心の小さな灯となることを この花展を通して お伝え出来ていれば幸いです。
会場に足を運んで下さった方々、遠くから応援のメッセージを送って下さった方々 心温まる協力を感謝します。