今年のいろいろな行事も、そろそろ終わり コロナも次のオミクロンが日本列島を伺ってはいるものの 少し落ち着きを見せた12月7日から9日 北陸の粟津温泉 法師の湯を訪ねました。
最寄り駅に着いた頃から、雨が降り初め これが冬の北陸の時雨であろうと覚悟をしました。
送迎の車は20-30分雨の中を走り 宿に着くとそこはタイムスリップした古色蒼然とした処でした。千三百年の歴史を持つこの宿は、小堀遠州の庭の原型とも言われ その佇まいは 古寺の様であり 能舞台もある大名屋敷のようでもありました。
館内各所に展示されている、秘蔵コレクションの数々も 見逃せないものでした。
養老二年開湯の46代続く先人に思いを馳せながら入るお湯は 透明で柔らかい たっぷりとした湯量で心身の疲れを流し去ってくれました。
この宿は、かなり高級で我々庶民には なかなか手の届かない場所でしたが コロナのため客足の減少回復のため行政の計らいでかなり格安で宿泊する事が出来ました。
金沢市から、離れた小松の地に このような文化を散りばめたような場所があることに驚きました。
花材 ・あせび ・百合 ・ドラセナ
花器 ・アンティーク 塗手あぶり