一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

2204- 将軍様の庭の桜

2022-04-08 | 生け花

 今年は、京都二条城まで足を延ばしてお花見をしました。

徳川家の栄枯盛衰と日本の歴史を見守り、今尚その絢爛とした姿で 見る人を感動させます。

 先ず、私たちを迎えてくれた唐門は極彩色の彫刻で飾られ 当時の将軍の計り知れない力を表しています。

庭園の松の緑に圧倒されながら、散策して行くと今が盛りの枝垂れ桜の園が現れます。

 桜の美しさは、青空のキャンバスに陽に向かって その枝と花の顔を向けて開く染井吉野の迫真の美に 心惹かれることが多くありました。

この庭の枝垂れ桜は 細い枝に 下向き加減に花をつけ 少しの風にもゆったりと揺れているその姿に 古都のたおやかな美とは こんなところにもあるのかと気づかされました。

 以前にみちのく角館を訪れた時、街路樹に沢山の枝垂れ桜が 植えられていました。

京から姫君がこの地へ、枝垂れ桜を携えて輿入れされ 遠く都を離れた寂しさを慰めるために植えられたと聞きました。

 

 今回は庭園のみの見学でしたが、次の機会に御殿の中の美にも 触れて見たいと思う古都の半日でした。

 

 花材 ・こでまり ・芍薬 ・パールブルー

 花器 ・アンテーク 鎌倉彫手あぶり

 

 

 

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2204- 春 宵

2022-04-08 | 生け花

 暮れなずむ空に、小さな三日月。

今日も、いつもと変わらない一日でした。

 小顔の女性の 眉の様な、三日月に小さな幸せを感じるひと時です。

 

 花材 ・山椿

 花器 ・アンティーク 砥部焼花入れ

 

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