一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1506- 東京カテドラル教会へ

2015-06-18 | 生け花
 上京の機会に、兄と同行して実家の母が眠る カテドラル教会へ行きました。
1904年に故 丹下健三氏の設計により建てられた 超近代的なカトリック教会です。古い形式の、重厚な教会を見慣れた私には 最初は馴染めないものがありましたが 幾度か訪ねるうちに その鋭角的な造形の中に 新鮮な重厚さを感じる様になりました。
 入口から左に進むと、岩の奥に造られた ルルドの泉はかなり深い緑の蔦に覆われ そこの立たれているマリア像は とても写実的なお姿で コンクリートとステンレス張りの無機的な建物との コントラストに 不思議な安堵感を与えます。

 地下の墓所にお参りして、つつがなく過ごしている近況報告と感謝の祈りをしました。
丹下健三さんと同じ、ボードに付された母の クリスチャン・ネーム「マリヤ・I・K」を指でなぞって 明治生まれではあっても 新しいものが好きだった母は この斬新なカテドラルを気に入っているのだろうと 兄と話しました。

 久しぶりに、兄妹で訪問し 心和む旅の終わりとなりました。

 花材 ・白百合(シベリヤ) ・パールブルー ・玉しだ ・アナベル
 花器 ・ガラス器










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1506- 太極乙女たち

2015-06-16 | 生け花
 東京神田の太極拳本部道場へ、生徒さん七名と共に研修へ行きました。私が東京でお世話になっているK先生は いつもの様ににこやかに私たちを迎えて下さり、水曜日の午後のクラスの人達と一緒に 太極拳を舞い 講議を受けました。

 早朝に岡山を出発したにも関わらず、そして皆初めての本部道場の練習だったのに  とても伸び伸びとリラックスしてレッスンを受けていました。太極拳の持つ不思議なパワーのせいでしょうか。練習の後、人気の若い先生の棒術の教室を見学したり 有意義な時間を過ごしました。

 ホテルに帰ってからの夕食も、メンバーの一人が偶然にもバースディだったので ホテルからの 少々小振りのホールのケーキのプレゼントがあり かなり盛り上がりました。翌日は思い思いのスケジールで東京を楽しみ、元乙女たちの元気で楽しい研修旅行は無事に終わりました。

 花材 ・ひまわり ・紫ランの葉 ・タマシダ
 花器 ・コンポート




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1506- 江戸下町 情緒

2015-06-14 | 生け花
 上京の機会に、お茶の水駅近くの神田明神にお参りしました。
在京の折には、この近くは良く通っていたのに一度も訪れた事が無かったと気がついたからです。
 周りをビルに囲まれた、神社の一角だけが タイムスリップした様です。

 お参りののち、お札を求め 門前のお店をぶらぶらと見て周りました。一軒の古い造りのお店に入ると「いらっしゃいまし!」と言う 店主の江戸言葉に思わず 藁を包んだ納豆と 海苔煎餅を買ってしまいました。

 甘酒が有名だと言うお店に入り、暖かいいっぱいを注文。吊りしのぶや風鈴のある小庭を 見ながら 江戸の下町の人々も暑気払いに この様に甘酒を飲んだのでしょう。
 かなり甘い味でしたが、後味のすっきりした一杯でした。
 
 花材 ・紫陽花(墨田の花火) ・額紫陽花 ・鳴子ラン
 花器 ・長型水盤







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1506- 梅雨の晴れ間

2015-06-12 | 生け花
  梅雨入り後、暫く続いた雨が 久しぶりに上がりました。潤いにあふれた庭の木々が 久々の太陽にほっとした様子です。
雨が良く似合う紫陽花も重そうな頭に、光る露を蓄えて今が盛りの 艶やかさを見せています。

 花材 ・京かのこ ・紫ラン ・鳴子ラン
 花器 ・ブルー動物型陶器 掛け花花瓶




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1506- グリーン・カーテン

2015-06-09 | 生け花
  太陽と水・土などの恵みで、今年も日よけと食材を兼ねたゴーヤがすくすくと育っています。
不在の時に、水やりをて貰っている人のお世話や、木酢によって ホクホクになっている土、
 そして日に日に強くなってきた太陽エネルギー良い条件の中で 軒先まで蔓を伸ばし花の根元に可愛い実を沢山付けはじめました。
   ♪ 夏は来ぬ〜〜 ♪  夏への準備は万端です。

 花材 ・こうよう木 ・琵琶の実
 花器 ・志野焼 筒型花瓶





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