神戸市立博物館で開催されている「開国への潮流」と言う展示を見に行きました。
鎖国を続けていた日本が、開国に至る前後の神戸の様子を 丁寧に集められた資料を基に 学芸員の講演を交えて その過程が判りやすく展示されていました。
開港の一つとして、神戸港も選ばれました。
それから150年、解き放たれた神戸の港を中心に 鎖国の間 蓄えていた力に加え 外国の文化文明をいち早く吸収し 誇り高く近代化を進めてきました。
先の震災にもめげず、気質の中の柔軟さが 当時一大事件であった この開港を見事に乗り越えて 花を咲かせてきた事に通じているのではないでしょうか。
花材 ・グロリオーサ ・ケイトウ ・菊 ・アセビ
花器 ・津軽ビードロ
夏の終わりを告げるお祭り「京都五山送り火」をテレビで見ました。
お盆にお迎えした 先祖の霊を送ると言う 松明の五つの火。 5カ所で次々と点火されていく 五山の火文字は 画面を通してもその厳粛さが伝わってきました。
聞くところによると、その撮影に ドローンなども使われているとのこと。ご時世ですね。
花材 ・高野まき ・ほうずき ・リンドウ
花器 ・九谷焼花瓶
近所のスーパーでは、丸いままの西瓜はなかなかお目にかかれません。6等分、8等分されたものが ラップを掛けて売られています。
店員さんにお願いして、丸ごと一つを買い求めました。
良く冷やして、昼食後に包丁を入れると 真っ赤な果肉とあの懐かしい 少し青臭い西瓜の香りです。妹と思わず笑い声をあげてしまいました。
私たちが子供の頃は大家族でしたので、夏は西瓜を井戸水に吊るし 冷やしたものを家族でワイワイと食べました。
幼かった夏の日の、楽しい一コマが思い出されました。
花材 ・アセビ ・リンドウ ・クルクマ ・ガーベラ
花器 ・アンティーク竹籠
近くの街路樹の小径を、幼い男の子と そのお婆ちゃんと思しき二人が 日差しを避けて歩いていました。
男の子は、歩くことがやっと出来始めて その楽しさを体中で表すように 全身でバランスを取りながら嬉しそうに歩いています。
男の子の手の平を覗き込んで見ると、蝉の抜け殻と亡骸を数個、それがなんであるのも きっと理解もせず拾い集めているのでしょう。
暑い夏を生き抜き 短い命を終えた蝉、 そろそろ夏の猛々しいエネルギーにも 陰りが見えてき始めました。
花材 ・アセビ ・クルクマ ・リンドウ
花器 ・絵唐津徳利
お盆の帰省ラッシュが始まりました。私たち二人の実家からも、墓参りの様子の写真が メールで送られてきました。
遠路で墓参りにもなかなか行けない私たちに代わり、親子三代でお墓参りをしている様子はうれしい限りです。
子供たちに面倒を掛けるのを配慮して、昨今「墓じまい」などと言う言葉を聞きますが 出来る限り代々つないで行って欲しいと思います。
このことは、親が子へ孫へと 行動で教えて行くことだと思います。
歳を重ねて、遠く離れて思うことは やはり実家のお墓は 心のより処となり 感謝の気持ちを生む処だと思います。
遠く離れた地から、遺影にお花・お供えとお線香を手向けて 亡き人々を 忍びました。
花材 ・高野まき ・オリエンタルリリー ・ほうずき
花器 ・金属 舟形花器