一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1908- 頑張れ! ザリガニ君

2019-08-23 | 生け花
 甲子園の夏も終わり、季節も変わり目の兆しが感じられる頃です。
久しぶりにイケヤのフードコートにサーモンを買いに出かけました。テレビのニュースでイケヤでは北欧スェーデンの夏の食材に 旬のザリガニが売られている、それに因んだザリガニの形をしたパンも 売られていることも知りました。
 わが国では、戦後外来種の生物として川や池に繁殖し 子供たちのザリガニ捕りの遊びになっています。

 まさか、あのザリガニが食用にされているとは !冷凍の一㎏パックが大量に売られていました。
その傍らのパン売り場に 言われてみればザリガニに見えますが 私には風呂上がりの赤ちゃんがバンザイしている姿に見える"ガンバレ、ザリガニ君"と命名されたユーモラスな一品が置かれていました。
 かなり、試行錯誤の末に生まれた商品の様ですが 我が国のパン職人さんが作れば もう少し繊細でリアルの姿になるのかなーと 笑いがこみあげてきました。

 そろそろ終わる、スェーデンの短い夏の団欒のガーデンパーティのテーブルに真っ赤なザリガニ君が華やかさを添えている事でしょう。
味は、少し甘みのある普通のパンでした。

 花材 ・マトリカリヤ ・小菊 ・カーネーション ・ルーコ ・ドラセナ
 花器 ・アジア民芸籠



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1908- 新着ワイン

2019-08-19 | 生け花
 お盆の迎え火、送り火に合わせ 買ってあったドイツの白ワインで満月を眺めながら 我が家で夕食をと思っていましたが 大型台風の為 妹も私たちもそれぞれの家で台風通過を待ちながら 故人を偲ぶことになりました。
 台風通過後、手作りの松花堂弁当と 良く冷えた白ワインで夕食をしました。
雲は台風の名残を残し、 満月を過ぎた月を覆っています。台風も通り過ぎ いつも国産の安価なワインの食卓も 美味なドイツワインに話も弾みました。

 花材 ・カーネーション ・ルーコ ・マトリカリヤ ・ドラセナ
 花器 ・フインランド製 デザインガラス器



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1908- 台風一過

2019-08-17 | 生け花
 前奏曲が長過ぎる、台風十号 日本各地に様々な被害と人々の お盆休みの楽しい計画を 変えさせながら北の海に去って行きました。
当地ではオーバー過ぎる構えで 通過を待ちましたが、昨年の様な被害も無く ホットしてます。

 台風の置き土産の様な、湿った空気が空や海、六甲の山々を覆って 台風一過の爽やかな朝ではありませんでした。
台風前に、大きくなり過ぎたゴムやオリーブの鉢植えの枝をカットしたものを花材にして 秋の花々と生けました。

 花材 ・ゴムの木 ・オリーブ ・リンドウ ・トルコ桔梗 ・スプレー菊 
 花器 ・白色 花瓶


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1908- タイの陶磁器

2019-08-15 | 生け花
 先日の陶磁器展で チェンマイからの出展ブースで、優しい形と色の陶磁器に 目が留まりました。
タイの代表的な陶磁器「セラドン焼」と知りました。七百年前から続くタイ北部の伝統的な焼色で その色合いは優しいグリーンや ブルーの温かさを感じる物です。
 形は自然をモチーフにして作られたものが多く、仏教国らしい蓮の花や葉っぱの形を 写したものです。

 又このセラドン焼は、十四世紀頃の日本の茶道にも 「宋古禄・・スンコロク焼」として茶人にももて囃され 日本の文化にも影響を与えています。
異国情緒を感じる器ですが、私たちの日常生活の中にも馴染んでくれそうな気がします。

 花材 ・クルクマ ・オンシジウム 
 花器 ・セラドン焼 深鉢





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1908- 迎え火は、赤いほうずきの実

2019-08-13 | 生け花
 台風10号の接近でベランダは朝からかなりの強風、凄いのが 近づいているのが判ります。
吹き飛ばされそうな、植木鉢を室内に避難させたり、島に建つ高層マンションの暴風対策にはかなり気を使います。ベランダでの 今夜の迎え火は中止。

 遺影の前にお供えした、朱色の鮮やかなほうずきが 提灯代わりで お迎えしてくれるのではないでしょうか。
あまり酷い、台風でないことを祈りつつ。

 花材 ・リンドウ ・ほうずき ・オリエンタルリリー ・小菊 ・そけい
 花器 ・アンティーク 塗手焙り

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