運動不足のインドア派にオススメ 部屋でもできる「玉吉体操」&「四股を踏む」

2017年05月18日 | スポーツ

 自宅でできる、手軽で簡単な運動法はないものか。

 というのは、運動不足ダイエットに悩む人たちに、共通した思いではなかろうか。

 ジムに行くのはめんどくさいし、ジョギングウォーキングの日や真夏だと出られない。

 ルームランナーなど器具は高い場所も取る。ストレッチではちょっともの足りない。

 かくいう私も、なにか部屋で出来る運動はないかとあれこれ模索したもので、


 1.エア縄跳び(下の階の人に迷惑)

 2.ヒンズースクワット(ヒザが痛くなる)

 3.踏み台昇降(単調なのでやっていて飽きる)


 など試行錯誤したものだが、その末に「おお、これは!」とたどりついたものがあり、それがその名も「玉吉体操」。

 これは、『しあわせのかたち』や『防衛漫玉日記』を描かれた漫画家の桜玉吉さんが考案した運動法。

 漫画の中で紹介されていて、自分もなんとなくやってみたら、これがなかなかのスグレモノだったのだ。

 やり方は、ものすごく簡単。

 部屋でテキトー踊る。これだけ。

 玉吉さんは最初、NHKでやっていた気孔体操をまねて舞っていたそうだが、そのうちどんどん振り付けがアバウトになって、今では独自の進化を遂げたのだという。

 中でも音楽を取り入れたのが大正解で、仕事で煮詰まったときなど、お気に入りのCDをかけて気分転換に踊っていたら、1時間でも2時間でも経って、たいそう運動になる。

 おかげで体調もすこぶる良好になり、それだけで7キロの減量に成功したという。

 玉吉さんが自賛するところでは


 「お手軽で経済的ですばらしい儀式」。


 これがですねえ、最初はバカにしていたんですが、やってみると意外なほどハマるんです。

 玉吉体操のいいところは、とにかくわずらわしいルールがない。

 音楽をかけて、あとは好きに体を動かすだけ。

 ステップを踏むもよし、飛び跳ねるもよし、体をプルプル振るもよし、とにかく本能のままにレッツ・ダンシング!

 振り付けを覚えたり、「○○運動を毎日5セット」とか制約もないし、かかるお金はゼロだし、の日でもできる。

 気分が乗らないときには、10分程度でやめても、けっこうスッキリするもの。
 
 服装も自由だし、なんだったらでもいい。

 玉吉さんは「パンツ一丁万歩計」という姿でやっているそうだが、たしかに解放感はありそうだ。カーテン閉めるのを忘れると大変だが。

 アレンジも自由。

 気分を変えるために、太極拳風にやってみたり、ヨガを取り入れたり、フリが思いつかなければラジオ体操でもよし。

 ソニックビートでも盆踊りでも、とにかく、ロケロケロッケンと踊るだけなのだから、なんと楽ちんなのか。

 運動オンチでもかまわない。だって、適当に踊るだけだもーん。

 だれに見られるわけじゃなし、遠慮することなくへっぽこな舞を舞いましょう。

 とにかく「ルールなし」。このハードルの低さが魅力です。

 こんな、コストパフォーマンスは最強な玉吉体操だが、唯一の欠点は、玉吉さん自身が言うように、


 「人にすすめると、必ず失笑を買う」


 アハハハハ! その通り。この玉吉体操に躊躇するのは、



 「やっている姿が、すごくマヌケ」



 だから、正確には「部屋でできる」じゃなくて、「部屋でしかできない」。

 そらそうだ。パンツ一丁で万歩計振りながら、「う~う~まん~の~くら~い~♪」なんて歌って気孔体操をやってたら、ただの変態ではないか。

 かくいう私も、いつものようにミッシェルガンエレファントのDVDを見ながら楽しく踊っていたら、を開けていたせいで、外から丸見えの丸聞こえ。

 イモジャー姿で大暴れしているのが白日の下にさらされ、赤っ恥とはこのこと。

 こんなノリすぎ注意の「玉吉体操」は効果も「継続力」も抜群。

 インドア派の皆さまに、ぜひともオススメです。


 (続く→こちら





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