コロナ日記 奥崎謙三の政見放送と『ゆきゆきて、神軍』

2020年05月21日 | おもしろ映像

 いろいろ大変なときは「バカ映像」にかぎる。

 昨今のコロナ危機で、みな不便な思いを強いられているが、こういう不安やストレスの解消法は人それぞれ。

 「甘いものを食べる」

 「おしゃべりをする」

 「ネットで悪口を書く」

 などあるだろうが、私の場合はマヌケ動画を観ることである。

 まず、オススメしたのがコレで「奥崎謙三の政見放送」(→こちら)。

 これはガチな話、「最近、元気がない」「悩みがある」という人に、もれなくこの動画を勧めている。

 開口一番から、

 

 「殺人、暴行、猥褻図画頒布、前科三犯」

 「独房生活13年8か月」

 

 などなどパワーワードが連発。

 これを、NHKの優等生アナウンサーが、淡々と読み上げるのだからシビれる。

 政権演説開始後も、

 

 「落選確実のわたくしが」

 「政治家、国家、国法をなくすべく」

 「重症の気ちがいで、無知蒙昧な野蛮人」
 
 「天皇裕仁と田中角栄を殺したい」
 
 「ニューギニアから生きて帰れたのは、上官を多くなぐったから」

 

 地上波どころか、今のご時世YouTubeでもムリであろう、ハードパンチを連発。

 稀代の奇人である奥崎健三の強烈な「人間力」に圧倒され、悩みなど吹っ飛ばされること間違いなし。

 これで、「奥崎さん、クール!」と感じたアナタは、ぜひとも氏が主演を務めた『ゆきゆきて、神軍』も観ましょう(→こちら)。

 かつて後輩にオススメして、何の因果かそれを彼が恋人と見たら、それ以降しばらく口をきいてくれなくなったという、いわくつきの物件だ(その顛末とストーリーの概略は→こちら)。

 

 

奥崎さんの営むバッテリー工場。こんなのが近所にあったら、常連になるか引っ越すかの2択しかない。

 

 

 

 

奥崎さんの乗る文字通りの「痛車」。プラモかガレージキットで出ないかな。

 

 

 この後輩にかぎらず、まあ一般ウケはせんですわなというカルト作品。

 以前、週末に友人と食事をする約束があって、土曜の夜はリア充系の友たちと(女の子もたくさん)鍋パーティになった。

 会話の内容も、

 「『ショーシャンクの空に』観たよ。すごく感動しちゃった」

 みたいなもので、続く日曜日は別の友人たちと、安居酒屋の個室で『ゆきゆきて、神軍』の話で盛り上がって(もちろん女人禁制)、

 「これは、同じ地球の出来事なのか?」

 なんて不思議な気分になったものだ。日本なのに、なんだか「多民族国家」に住んでる気分。

 そんな、「ふつうではない」魅力を持つ奥崎謙三氏と『ゆきゆきて、神軍』。

 自粛のモヤモヤを吹っ飛ばすには、一番のパワーを持っていると思うのですが、いかがなものでしょうか。

 もし奥崎さんが今でも生きてたら、絶対YouTuberになってるだろうなあ。すぐbanされそうだけど。

 

 (大江戸コングと『世界大洪水』編に続く→こちら

 


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