「あいつには負けたくない。あいつよりもいいくらしがしたい。まわりから羨ましがれたい」
ひとが成長し、ある社会に属して生活していく以上、そういった意識はある一定程度は必要かも知れません。
でも、ひとが老い衰えてゆくとき、そういった意識を持ち続けるだけでは乗り越えられない壁があるような気がします。
"ひとりには決してさせない"
"ひとりにはいつもなりたくない"
"誰かを汚したくない"
"誰かにいつも汚されたくない"
(♪Lyrics by Motoharu Sano)
衰えゆく父を子供の眼に触れさせぬように、献身的に看病し続ける老いゆく母は、そんなふうに自らに問いかけ続けているような気がします。
そして、それが正しいか?それとも正しくはないか?誰もが判断することはできず、誰からも判断されることはないのかもしれません。
初稿 2017/05/10
校正 2020/11/15
写真 「大空に」桑原巨守 作
撮影 2016/05/23(大阪・御堂筋彫刻ストリート)
ひとが成長し、ある社会に属して生活していく以上、そういった意識はある一定程度は必要かも知れません。
でも、ひとが老い衰えてゆくとき、そういった意識を持ち続けるだけでは乗り越えられない壁があるような気がします。
"ひとりには決してさせない"
"ひとりにはいつもなりたくない"
"誰かを汚したくない"
"誰かにいつも汚されたくない"
(♪Lyrics by Motoharu Sano)
衰えゆく父を子供の眼に触れさせぬように、献身的に看病し続ける老いゆく母は、そんなふうに自らに問いかけ続けているような気がします。
そして、それが正しいか?それとも正しくはないか?誰もが判断することはできず、誰からも判断されることはないのかもしれません。
初稿 2017/05/10
校正 2020/11/15
写真 「大空に」桑原巨守 作
撮影 2016/05/23(大阪・御堂筋彫刻ストリート)